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デモクラシー・ナウ! イスラエル版アパルトヘイト? 領土分割のウソ

公式
(1時間01分)

デモクラシーナウ!提供:デモクラシー・ナウ・ジャパン
南アフリカの白人政権とイスラエルは驚くほど似ている
隠れた同盟関係の歴史とアパルトヘイトの応用


ずばり物事の本質に迫るニュース番組として高評価を得る、
アメリカの独立系報道番組『デモクラシー・ナウ!』
今回はゲストをお招きして、
年末に動きがあったパレスチナ問題について伺います。

<内容>
昨年11月29日、国連総会でパレスチナを主権国家として認める決議が
圧倒的多数で採択されました。
主権を認められたことの意義は大きく、歴史的な一歩なのかもしれませんが、
現実に目をやれば、もろ手を挙げて歓迎というわけにはいかないようです。
決議案を提出したアッバース大統領の自治政府には、
主権国家の実体がないからです。
そうした中で、
南アの政党ANC(アフリカ民族会議)が最近、
パレスチナ自治区の状況はアパルトヘイトであるとして
イスラエルに対するボイコットを決議しました。

南アフリカでは、
1948年から1994年までアパルトヘイトと呼ばれる体制がありました。
人口の大多数を占める黒人を少数の白人が支配するための
歪んだ統治体制でした。
黒人のホームランドと称してまがい物の国をつくり
黒人たちを強制的に帰属させて
南アフリカにおける市民権を奪い、土地を取り上げました。
国際社会はこれを認めず、人種差別を強く非難しました
このアパルトヘイトと闘ってきたのがANCでした。
国際的な制裁と国内の抵抗運動で、ついにアパルトヘイト体制は崩壊しました。

イスラエルの政策をアパルトヘイトと比較することは
強い反発を招きがちで
深く検証されることはありませんでした
今回のデモクラシー・ナウ!では、
新作映画「アパルトヘイトへのロードマップ」を基に
どういう類似性があるのか、
じっくり考えます。

※この番組のスクリプトや詳しい解説は、
DNJかわら版3号 DNJかわら版4号 をご覧ください。


【今回の特集映像と出演者】
「アパルトヘイトへのロードマップ」
エイミー・グッドマン(Amy Goodman)
ジャーナリスト。デモクラシー・ナウ!司会者&総責任者。

アンナ・ノグエイラ(Ana Nogueira)
映画の共同監督。元デモクラシー・ナウ!のプロデューサーで、
ニューヨーク市独立メディアセンター(NYCIMC)の創設メンバー。
南アフリカ生まれで、子供のころ家族とともに米国に移住。

エロン・ダビッドソン(Eron Davidson)
映画の共同監督 イスラエル生まれの米国人メディア活動家。
映画のナレーションは作家のアリス・ウォーカーです。
※公式ウェブサイトRoadmap to Apartheid Official Websiteから
DVD版やファイル版が購入できます。

【スタジオ出演】
鵜飼哲(うかいさとし)フランス文学・思想研究。 一橋大学教授。 「インパクション」編集委員。
『償いのアルケオロジー』(河出書房新社, 1997年)『抵抗への招待』(みすず書房, 1997年)
『応答する力――来るべき言葉たちへ』(青土社, 2003年)『主権のかなたで』(岩波書店, 2008年)など著書多数

中野真紀子(なかの・まきこ)
聞き手:デモクラシー・ナウ!ジャパン代表。

※ 映像は、米国Democracy Now!で現地放送用に編集されたものです。
※ この放送のタイムシフト視聴期限は 2013年2月17日となっています。ご注意下さい。

■過去の放送
<完全版初公開>アサンジ×ジジェク対談(10月6日放送)
アイスランドは情報天国をめざす(10月27日放送)
ナオミ・クラインの「ショックドクトリン」(11月8日放送)
ウォール街を占拠せよ!反グローバリズムの旗手ナオミ・クライン(11月27日放送)
アノニマスの正体~源流は日本のネット文化にアリ?!~(12月15日放送)
ハクティヴィズムと情報統制(12月20日放送)
ペンタゴン・ペーパーズ~国家最高機密文書を公開した3人の男たち~(1月27日放送)
世界に広がる『原子力ルネサンス』という壮大なペテン(2月24日放送)
メキシコの麻薬戦争と盗まれた大統領選挙(3月29日放送)
「タックスヘイブンの闇」グローバル経済の中枢にあるのは巨大なブラックボックス(4月20日放送)
進化するデモ~復活したオキュパイ運動と、生まれ変わったメーデー~(6月1日放送)
記憶の貯蔵庫:デジタル映像アーカイブ」~誰が歴史をつくるのか~(6月30日放送)
デモが世界を変えるとき~非?暴力の抵抗とフリーダム・ライ?ダーズ~(7月31日放送)
「ネット時代の民主主義」(9月1日放送)
反米化するラテンアメリカから見える日本のいま(9月27日放送)
『反乱する都市』~都市への権利を取り戻すために~(10月26日放送)
デモクラシー・ナウ!チャンネルオープン! 監視社会化するアメリカ(12月9日放送)
デモクラシーナウ! TPPとグローバリズム~食の安全は守られるのか?~(12月27日放送)
デモクラシー・ナウ! 誰がゲバラを殺したのか? ~CIAの完全犯罪~(1月9日放送)

■関連URL
デモクラシー・ナウ!チャンネルhttp://ch.nicovideo.jp/channel/democracynowjp
『デモクラシー・ナウ!』HP(日本語) (英語)

■DNJかわら版4号
(今回の放送のスクリプトが掲載されています)
http://ch.nicovideo.jp/article/ar2

■Twitter
ニコ論壇公式アカウント:@nicorondan
ハッシュタグ: #nicoron

収録場所:ドワンゴクリエイティブスクール


■エイミー・グッドマン(『デモクラシー・ナウ!』創立者)
エイミー・グッドマン