戦時中の国策映画を観てみよう『君は操縦者になれるか』ほか２作品

ニコニコドキュメンタリー×終戦特別企画「72」

戦意高揚や軍隊教育を目的として製作された
国策映画３作品を全編ノーカット放送

戦時中に制作されたこれらの国策映画。
若者たちはどのような気持ちでこれを観て、
どのように訓練をして、戦地へと向かっていったのか？

1945年の敗戦から、72年経ったいま、
これらの作品は私たちの目にどう映るのか。

映像提供：東宝ステラ日映アーカイブ

『君は操縦者になれるか』 　（1942年、19分）
製作：東宝映画 / 監督：小田基義
　
優秀な飛行機操縦者を選択するには？
荒鷲となるためのさまざまな適性を解説した軍隊教育用の短編映画。
すぐれた飛行機操縦者に必要な要素を、身体的な面のみならず
『心理的適正』というアプローチから説明し解説したもの。
適性を測るさまざまなテストの様子や、身体検査、訓練の様子などを描く。


『富士に誓ふ～少年戦車兵訓練の記録～』　（1943年、58分）
製作：社団法人日本映画社 / 監修：陸軍機甲本部
　

富士を仰いでたつ陸軍少年戦車兵学校。ここで満14歳以上19歳までの
少年たちが、戦場に向かう日々に備え日夜猛訓練に励んでいる。
厳しい規律に従い、高度な技術を要する戦車操縦を学んでゆく日々。
実践さながらに展開される戦車大演習。やがて少年たちは戦車兵として
第一線に赴いて行く。彼らが日増しに成長していく様子を刻々と記録した
この作品は、1943年に青少年の戦意高揚映画として公開されている。


『陸軍特別攻撃隊』　（1945年、40分）
製作：社団法人日本映画社 / 監修：陸軍報道部
　

第一陣の万朶隊をはじめ、
連合軍に必死の体当たり攻撃を行った陸軍特別攻撃隊の実写記録。
出撃を前にした若き特攻隊員たちの名が読み上げられ、それまでの訓練や、
つかの間の日常の様子が描写されている。

※これらの作品は、映像の一部に、現在では不適当と思われる表現もありますが、
　作品の歴史的価値を重視し、作品完成時の原版のとおり収録してあります。
　何卒ご了承ください。

ニコニコでは「終戦特別企画」を実施しています。
詳しい情報は、終戦特別企画「72」特設ページよりご確認ください。








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