東京電力が、映像に映りこんだ社員のプライバシーの問題等を理由に、
1年以上に及び公開を拒否していた、
福島第1原発の事故直後に録画していた社内のテレビ会議システムの録画映像──。
2012年8月6日に約1時間30分の映像、
2012年10月5日に約5時間48分の映像が一般公開されましたが、
記者による追及・依頼で新たに追加公開されることになりました。
niconicoでは一般向けに追加公開される
約1時間51分 の映像をいち早く皆様にお届けします。
今回公開される映像資料には、
使用済み核燃料プールの水位が下がり燃料棒が過熱したため、
自衛隊のヘリコプターなどにより必死の放水作業を展開した経緯や、
原発敷地内にたまった汚染水を海洋放出した際の東京電力幹部の発言が含まれている映像です。
「
事故解明につながる可能性の高い一級資料」である映像を是非ご覧ください。
なお残りの、昨年3月16日~22日と3月30日~4月5日の計約2週間分(計335時間54分)
の映像は
一般公開されず、報道関係者のみの閲覧に限定されています。
関連番組
このテレビ会議の公開方法を巡っては、
枝野経済産業大臣が東京電力に対し行政指導を行ったほか、
株主代表訴訟の原告代理人は、報道陣向けの150時間分の映像公開が
視聴制限の多い「
名ばかり公開」だとして、枝野大臣に是正を求める要請書を出しました。
さらに、日本新聞協会が東京電力に対し、録画映像を全面的に公開するよう申し入れを行うなど、
「国民の知る権利」を脅かす大きな問題に発展しています。
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※放送時間は、公開スケジュールによって変更の可能性があります。