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[九ノ蝕]~零~月蝕の仮面~(๑•́ ω •̀๑)

(29分)

とろちゃ
「誰も覚えてないことは、存在しないことになるのだろうか…」本州の南に浮かぶ島、朧月島で十年に一度開かれる朧月神楽。その神楽の最中に、五人の少女が神隠しに遭った。少女たちは一人の刑事に助け出されたが、 すべての記憶を失くしていた。神隠しに遭った少女の一人、水無月流歌にはかすかに憶えていることがあった。それは、一つの旋律…。仮面をつけた人々に囲まれて楽器を鳴らす少女たち、そして月の光の中で憑かれたように踊る仮面の女。旋律は繰り返され、速まり…やがて記憶は途切れた。あの日、何があったのか…? 流歌はその想いを抱え、過ごしてきた。十年後、神隠しに遭った少女のうち、二人が相次いで死んだ。 顔を覆い、泣き叫ぶような無残な姿で。流歌と共に残された少女、海咲と円香は 友人の死の謎を解き明かすために朧月島に向かった。そして二人を追って流歌も島へ渡る。 失った記憶の先にあるものを確かめるために…。
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