時は江戸時代。まだ人間と妖怪が共に暮らし
ていたころの話。主人公はお盆に載せた豆腐
を持つだけが取り柄の豆富小僧。その間の抜
けた外見と、弱虫な性格からまったく人間を
こわがらせることができず、父親である妖怪
総大将の見越し入道からは怒られてばかり。
他の妖怪たちからも馬鹿にされている。なぐ
さめてくれるのは目付け役の達磨だ
け・・・。豆富小僧にはお母さんがいないの
です。「おっかさんに会いたい・・・。そう
だ!おっかさんを探しに行こう!」と旅に出
る豆富小僧。すると突然目の前にお母さんが
現れる。お母さんに導かれ、達磨と一緒にお
堂の中に入ったところ、二人は閉じ込められ
てしまう。妖怪の長年の敵、狸の仕業
だ・・・。途方に暮れる二人は、にらめっこ
をしながら出られる時をひたすら待つことに
する。そして十万回以上戦った時、轟音と共
に2人は何かにすくい上げられ、外に出るこ
とに成功する。二人の前に広がっていたのは
見たことのない世界。そこは現代の日本だっ
たのだ!小さな妖怪・豆富小僧の、大きな冒
険が始まる!!
(C) 2011「豆富小僧」製作委員会