第2回山田風太郎賞いよいよ決定!
受賞者記者会見を生放送! 選考結果発表の瞬間も中継!『甲賀忍法帖』『魔界転生』をはじめ、戦後日本を代表する大衆小説家、故
山田風太郎氏。
その独創的な作品群と大衆性、ノンジャンル性、反骨精神など氏が貫いた作家的姿勢への
敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために昨年創設されたのが山田風太郎賞。
新人、新進、中堅作家が対象で、ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、
対象期間に発表されたすぐれて面白いと評価された作品に贈られる。
昨年行われた第1回では、
貴志祐介氏の『
悪の教典』が選ばれた。
10月21日、第2回の選考会が行われ、受賞者が決定する。
候補作6本の中から選ばれるのは?
乞うご期待!
<候補作品>『県庁おもてなし課』有川浩(角川書店)
『藁にもすがる獣たち』曽根圭介(講談社)
『ジェノサイド』高野和明(角川書店)
『水底フェスタ』辻村深月(文藝春秋)
『民宿雪国』樋口毅宏(祥伝社)
『コラプティオ』真山仁(文藝春秋)
※ 著者五十音順
<選考委員>赤川次郎氏、
京極夏彦氏、
桐野夏生氏、
重松清氏、
筒井康隆氏
※ 五十音順
山田風太郎賞 公式HP
http://www.kadokawa.co.jp/award/yamada/<司会・解説>タカザワケンジ佐久間文子<特別ゲスト>井上伸一郎(角川書店代表取締役社長)
※ 本放送は一部コメント投稿OFFで放送いたします。また、選考会の生中継はございません。予めご了承ください。■山田風太郎(やまだ ふうたろう)(撮影 斎城 卓)
1922年兵庫県生まれ。伝奇小説、推理小説、時代小説など幅広いジャンルの作品を
手がけた、戦後日本を代表する作家。古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加えた
大衆小説で人気を得る。戦時中から書き記していた日記は記録文学の傑作との呼び声も
高く、著者の再評価にもつながった。
47年東京医学専門学校在学中に『達磨峠の事件』で作家デビュー。
49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、
2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。
主な著書に『甲賀忍法帖』に始まる忍法帖シリーズをはじめ、『警視庁草紙』
『戦中派不戦日記』『人間臨終図巻』など多数。2001年没。