「長尾チャンネル」は、個人ブログでもXのスペースでも言うとBANされてしまう、報道されていることの「裏側」を、これからもお伝えしていきます！
混沌！ 兵庫県知事選の総括とベトナムの現在
兵庫県民以外の人は関係ない⁉いえ、これはもう日本国民すべての問題！
こんな無法状態、ゴッチャゴチャな選挙が今まであっただろうか？
まずは、兵庫県知事選の一連の流れをここで一旦整理しよう
〇２０２４年３月中旬 → 兵庫県の前西播磨県民局長のA氏が、一部の報道機関に斎藤元彦知事（当時）らに関する告発文書を兵庫県警、国会議員、県会議員、報道各社の計10カ所に送付。その内容は、パワハラや贈答品の受領など7項目について指摘したものだった。
斎藤氏はこの告発文書を民間人からの情報提供により知る。斎藤は、片山副知事らに相談し、内部調査を開始。人事課は、上記A氏が文書作成した疑いを持ち、A氏の職場にアポなしで訪問、パソコンを押収。A氏に聴取を行う。
〇２０２４年３月27日 → 斎藤知事が記者会見。A氏の不正行為が確認されたとし、A氏の懲戒処分を見越して定年退職を取りやめ保留すると発表。「業務時間中なのに嘘八百含めて文書を作って流す行為は、公務員としては失格。被害届や告訴などを含めて法的手段を進めている」と発言。
〇２０２４年４月 → A氏は斎藤氏の記者会見を受けて反論文を報道機関に送付するとともに、実名で改めて、県庁内の公益通報窓口に告発文書を提出。
〇２０２４年５月 → 兵庫県は内部調査の結果、A氏の告発文書は核心的な部分が事実ではなく知事や職員に対する誹謗中傷であり、不正行為だと判断。A氏を停職3ヵ月の懲戒処分とした。
〇２０２４年６月上旬 → 一方で報道は白熱。斎藤氏の「おねだり疑惑」が次々に暴露されていく。これによって兵庫県議会は、A氏の告発文書の内容に一部事実関係が認められたため、県の内部調査に疑念が残るとして、「第三者委員会」の設置を県に要請。斎藤氏は、渋々これを認める。
この流れを受け、兵庫県議員の丸尾まき氏（＊今回のゲスト／無所属、緑の党グリーンズジャパン）は4月下旬から6月上旬にかけて出勤途中の職員にアンケート３００枚を配り、２１人が回答したという。丸尾氏によれば、回答した２１人中７人が「イベント時にマスコミの取材がないと、担当課を怒鳴り散らしていた」「チラシに自分の写真がないと怒る」など、斎藤知事からパワハラがあったと記し、また、企業等から知事らへの贈答品に関しても６人が証言したという。
斎藤氏はこれを受け、6月6日の定例記者会見で、アンケート回答の指摘内容ついて、「一部事実があった」ことを認めて謝罪した。
〇２０２４年６月13日 → 兵庫県議会が百条委員会を設置し調査を開始。
〇２０２４年７月７日 → A氏が死亡。自殺とみられる。A氏は、同月19日の第3回百条委員会で証言予定だった。以降、兵庫県庁に1600件以上の抗議電話が殺到するなどし、市民から疑問の声が高まる。多くの業務に支障が発生する。この責任を取る形で、７月末、片山副知事が辞職。
〇２０２４年９月→ ９月６日、同百条委員会において、斎藤氏本人に証人尋問が行われる。９月19日、斎藤氏への不信任決議案を全会一致で可決した。９月26日、斎藤氏は出直し選挙に出馬意向を表明。
〇２０２４年11月17日 →兵庫県知事選挙。立候補者は、過去最多の7人。前職の斎藤元彦氏（47）をはじめ、前参院議員の清水貴之氏（50）、同県尼崎市前市長の稲村和美氏（52）、医師の大沢芳清氏（61）、レコード会社経営の福本繁幸氏（58）、政治団体「N国党」党首の立花孝志氏（57）、ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏（49）。
今、この原稿を書いている段階で当選者は不明である。どんな結果になっても、ゲストの丸尾まき氏は出演してくださる。今回の選挙の裏側で何が起きていたのか、長尾が忖度なく切り出していく。また、先週長尾が視察に行っていたベトナムでのワクチン事情についてもご報告する。
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