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【生放送】田村正資×入江哲朗 クイズみたいな私と世界──メルロ゠ポンティの「曖昧さ」をめぐって @kaiseitamura @t_irie #ゲンロン241121

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※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。

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https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv346168391
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【イベント概要】

「世界は試問的な様態で存在している」

これ自体クイズのように謎めいたメルロ゠ポンティのテーゼを読み解く、田村正資さん初の単著『問いが世界をつくりだす』の刊行記念イベントを開催します!

メルロ゠ポンティといえば現象学、そして身体論ですが、晩年には彼は、最初にあげたテーゼに代表される独特の存在論にたどり着いたといいます。その謎を解くカギになるのが「曖昧さ」。いっけん哲学には役に立たなそうにみえる「曖昧さ」をとおして、私と世界の関係性はどのようなものとして現れてくるのでしょうか。メルロ゠ポンティの 「曖昧さ」の哲学について、田村さんにたっぷりお話しいただきます。

対談相手となるのは、本書のあとがきにも登場する入江哲朗さん。メルロ゠ポンティはフランスの哲学者ですが、本書には彼を研究するアメリカの哲学者が多数登場します。アメリカ思想史が専門の入江さんは本書をどう読んだのでしょうか。入江さんからは、「プラグマティズム」や「記号論」で知られるアメリカの哲学者、チャールズ・サンダース・パースを軸に応答してみたいとコメントをいただいています。今回のイベントは、哲学の異種格闘技戦になりそうな予感です。

また入江さんによれば、「思想史」とは思想家や哲学者といった「山頂」だけでなく「山裾」にも視野を広げて思想や知を理解しようとする試みです(「わけのわからないテクストを読む──思想史と謙虚さ」)。私と世界、そして身体についての思想の「山脈」はどのようなかたちをしているのでしょうか。旧知の仲のおふたりならではの対話にご期待ください。

ちなみに『問いが世界をつくりだす』には、『ポケットモンスター』や『モンスターファーム』、『鬼滅の刃』、『グラップラー刃牙』といった固有名が随所にささやかに登場し、終盤にはメルロ゠ポンティが文学や絵画を論じた表現論についても田村さんは注目しています。そして、入江さんのもうひとつの専門は映画研究。もしかしたら、そんな現代の表現論についてもトークが展開するかもしれません。

じつは、数々の哲学イベントを開催してきたゲンロンカフェでも、メルロ゠ポンティが主題になるのは初。ということで、今回は田村さんによるメルロ゠ポンティ入門のパートも設けていただく予定。市井の哲学ファン必見のイベントです。


クイズみたいな私と世界 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20241121/
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