※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
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https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv345780749
【イベント概要】
2024年7月3日、日本に「紙幣的転回」が訪れました。千円札は、野口英世から北里柴三郎へ。五千円札は、樋口一葉から津田梅子へ。そして、一万円札は福沢諭吉から渋沢栄一へ。
この歴史的なタイミングで、18年をかけて渋沢栄一の伝記を著した鹿島茂さんと、近代政治思想史が専門で、福沢諭吉が興した慶應義塾大学で教鞭をとる片山杜秀さんをお招きします!
資本主義って、カネ儲けのことだけを考えているひとが勝つ弱肉強食の世界でしょう? そう思うひともいるかもしれませんが、資本主義が恐ろしく、そして面白いのは、カネ儲けだけを追求すると必ず失敗する「損して得とれ」の構造をもっているところだと鹿島さんはいいます。そして、だれより早くそれに気づいた「経済思想家」が渋沢栄一なのです。
たほう、福沢諭吉といえば「学問」。ですが、片山さんによれば、大坂で生まれた福沢はじつは「カネ」のことを考え続けてきた思想家なのだそうです。じっさい、慶応義塾からは伝説的な実業家がつぎつぎと育っていきました。鹿島さんも伝記を書いた阪急の創始者・小林一三に、「電力王」松永安左エ門、三菱財閥の三代目・岩崎久弥などなど。いっけんビジネスとは結びつかない日本思想から、「カネ」の思想とその可能性を掘り起こします。
一万円札の肖像が変更されたのは40年ぶり。このあいだに「失われた30年」がすっぽり収まるわけです。わたしたちはいま、「カネの思想」を切実に必要としています。全日本人、全ビジネスパーソン必見のイベントです!
日本にはもういちどカネの思想が必要だ! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20241012/