※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
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https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv345712872
【イベント概要】
9月に『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』が刊行される精神科医の松本俊彦さんと、『なぜEBMは神格化されたのか』が刊行される医師の大脇幸志郎さん。おふたりのW刊行記念イベントを開催します!
心の病を治すのは医者だけではありません。松本さんの新著でも語られているとおり、依存症の治療においては、同じ依存症に苦しむひとたちが自身の経験を語りあう「自助グループ」が古くから効果をあげてきましたし、患者の治療離れを防ぐ「ハームリダクション」と呼ばれる新しいタイプの公衆衛生政策も登場しています。
そして松本さんは、ひとが依存症になるのは快感のためではなく、なかなか逃れられない苦痛が一時的にでも緩和されるからではないかと語り、それはある種の治療、「自己治療」といえるのではないかとも考えます。依存症からみえてくる「治療」の意味、医師の役割とはどんなものでしょうか。
たほう、薬やワクチンといったオーソドックスな医療に欠かせないのがエビデンス。「EBM(エビデンスに基づく医学)」と聞くと、否定しようのない真理のように思えますが、大脇さんはその限界を指摘し、EBMなる思想が1990年代に登場した理由を紐解いています。もしかすると、それは依存症に似ているのかもしれません。
病を治すこと、病が治ることは、「エビデンス」で捉えきれるものなのか? そもそも「病」とはなんなのか? 心と体の両側から迫る対談にご期待ください。
エビデンス依存は病なのか? – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20240927/