※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
☆ 番組チケット(2000円)のご購入はこちら!
https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv344800342
☆ 登壇者への質問を募集中!
https://forms.gle/gwnJ2i9uqPTY1D276
【イベント概要】
2025年4月に開学予定のZEN大学(仮称・設置認可申請中)と株式会社ゲンロンが共同で運営する新公開講座第6弾。登壇するのは、ドワンゴ取締役COOでニコニコ運営の代表を務める栗田穣崇さん、大野総合法律事務所の代表パートナーを務める大野聖二弁護士、ZEN大学仕掛け人でありニコニコに関する特許の構築に携わった川上量生さんです。
イベントのテーマは「ネット通信と文化をめぐる権利」。イベントでは、ネット文化に端を発した商標権とネット通信をめぐる知的財産権をめぐるふたつの問題を取り上げます。
ひとつは、「ゆっくり茶番劇」商標問題。直接の権利関係者ではないゆっくり系動画投稿者による商標権取得をきっかけにネット上で注目を集めた本件は、地上波のニュース番組にも取り上げられるなど、広く世間にも知られることになります。ドワンゴの栗田さんはこの騒動を収めるのに尽力されました。商標登録申請については、かねてより法律の抜け穴を突いた行為が問題視されていますが、騒動の中ではドワンゴ社も「コミュニティが築き上げてきた文化を独占・私物化するような行為に憤りを覚えています」と強い懸念を示しました。
もうひとつは、ニコニコのコメントシステムの特許侵害をめぐる「ドワンゴ対FC2事件知財高裁大合議判決」です。海外サーバーを含むシステムに日本の特許権が及ぶかどうかが争点となったこの裁判で、訴訟代理人を務めたのが大野弁護士です。国境をまたいだ「域外適用」を認めた判例、日本において第三者意見募集制度が初めて利用された案件、知財高裁全体の意見を反映した運用となる「大合議」の判決……と、さまざまなポイントで知的財産権に関わる業界から注目された事例でした。知的財産権に普段はあまりなじみがない私たちにとっても、ネットのサービスを利用・提供、ビジネス展開するうえで、これらの判決はおおきな影響があるのかもしれません。
栗田さんと大野弁護士、そして商標権騒動で争点となったニコニコに関する特許を構築し、FC2への訴訟を主導した川上さんをお招きし、ネット時代の権利と文化を考えます。
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ZEN大学は、すべての授業をインターネットを介して受けられる2025年4月開学予定の”日本発の本格的なオンライン大学”です。大学卒業資格取得に必要な学びをオンラインで完結することができます。
特定の学問領域に偏ることなく幅広く、ネットを駆使して、全国、いつでも、どこでも、最先端の学びを提供します。また、企業や地域などと連携したプログラムやインターンシップなどの機会を豊富に創出し、これからの社会を生き抜く実践力を養います。
※ZEN大学は設置認可申請中のため、掲載している内容は今後変更の可能性があります。
ネット時代の権利と文化 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20240417/