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【第2回】虐待サバイバー当事者ミーティング(自由チャット形式:雑談)

(30分)

自助会の場
初見の人でも人生の愚痴でもどんな文章でも
大歓迎、空気なんか読まず好き放題に書き込んでくれ

チャット形式のオンラインミーティング配信となります
当事者・経験者のかたご自由にチャットご参加ください
ミーティング開催スケジュールの告知等はX(旧Twitter)でお知らせ予定です
@todayjw3jp

【書籍紹介】
「ルポ 虐待サバイバー」植原亮太著
精神保健福祉士として生活保護業務に携わってきた著者によると、保護を受けている人には、虐待を受けてきた人が多く、その心の傷が自立を阻んでいるという。被虐待者の声に耳を傾け、虐待問題の真の解決への糸口を探るルポルタージュ

実例を挙げながら、行政による対応の多くが、虐待を受けてきた人のことを想定していないと指摘

精神科医療でさえ彼らの内実に添った治療がなされているとは言い難い現実を明らかにする

親子間で起きた問題は愛着関係がより豊かに促進されることで解決されると思い込んでしまっている「支援者側の心理的問題」にも触れながら、被虐待者たちにとって真の回復とは何かを考える

まさにこの時代に読まれるべき大切な一冊

本書が衝撃的なのは、そこに描かれている実態が現代社会から隠れてしまっているからである。例えば、人間関係や生活がうまくいかない人がいたとする。その背後に児童虐待があるかもしれないことに私たちはなかなか気づかない

「がんばって」という言葉よりも「がんばってきた」がふさわしい

社会全体として、いろいろなことが欠けてしまっている

困難は目に見えないものだけに、寄り添うには想像力がいる。いったん立ち止まって考える、そのような精神の深みを現代は忘れてはいないか

親の子どもに対する虐待の本質は、「無関心で共感しない」ことにある。しかし、本書で記述される「虐待サバイバー」たちに対する世間の態度は、同じような問題にあふれている。他者という存在のありかたを想像し、寄り添うことの大切さを我々は見失いがちだ

過去へさかのぼっての自己理解は現在を豊かにし、子どもの育みは未来へとつながる。「回復とは自分を深いところで理解すること」であり、「変わるべきなのはわたしたちの意識」だとする著者の根本態度は信頼できる。困難な現代において人間を取り戻す道がそこにある







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