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ブルリフ燦 ストーリー見る

(1時間54分)

ISAC
LV7
「今日はイチゴの日ですね。ラタンでも苺を使った料理はいろいろお出ししていましたが、やはり定番といえば『ショートケーキ』ですね。森崎さんはどんなケーキが好きですか?」
「パウンドケーキ」
「パウンドケーキ……ですか?」
「腐りやすいものは遊牧生活ではほとんど食べないの」
「なるほど。だから常温保存ができるパウンドケーキなんですね」

そういえば、日の杜のカフェに行った時には、アレシアは新鮮なフルーツや生クリームを使ったケーキを美味しそうに食べていた。
それならば……。

「森崎さん。今から私と苺のショートケーキを一緒に作って食べませんか?」
「なぜ、私もなの?」
「一人より二人の方が作業の分担ができますし、楽しいですから!ね?」
「意味がわからないわ。得意な詩帆だけで作る方が楽じゃないかしら?」
「そ、それでも!私は森崎さんと作りたいんです!」
「……しかたないわね」
「ありがとうございます!えへへ」


「これで良いの?」
「あっ、そこはですね。こうして…」
「こんな感じね」
「あむっ……よし!クリームもちょうど良い甘さですね」


「完成です!すごく上手に出来ました!」
「ほとんど詩帆がやったのだけど」
「いえいえ、森崎さんが手伝ってくれて助かりました!それでは食べましょう」

二人で作った白いケーキに、真っ赤な苺が乗ってとても美味しそう。
お店で出しても問題ないくらいの完成度だ。

「森崎さんは苺は平気ですか?」
「あの子と時々食べに行くから。でも、酸っぱいのはあまりたくさんは食べないわ」
「蔵カフェですか。でも、酸っぱいのはあまりですか……ん〜……そうだ!森崎さん、あーんっ♪」
「……なぜ?」
「酸っぱい苺を甘くする魔法です」
「意味がわからないわ」
「甘くする魔法です!食べてください!」
「自分のが」
「森崎さんと『あーん』をしたかったんです!お願いします!」
「……はぁ。あむっ」
「えへへ。どうですか?甘くなりましたか?」
「別に」
「も〜!」
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