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【2023/8/1収録】金森穣×上田洋子「踊ること、生きること、観ること──日本人にとって劇場とはなにか」@jokanamori @yuvmsk #ゲンロン230801

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(4時間07分)

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webゲンロンにてイベントレポートを公開中です。
https://webgenron.com/articles/article20230810_02



【収録時のイベント概要】
舞踊家・演出振付家の金森穣さんをゲストにお招きし、ゲンロンの上田洋子が聞き手となってトークイベントを開催します。2004年、新潟を拠点に国内初の公共劇場専属舞踊団Noism Company Niigataを設立し、日本における劇場文化の創造に尽力されてきた金森さん。今年1月に上梓された『闘う舞踊団』(夕書房)では、その18年間の苦闘の軌跡が語られています。

金森さんは17歳から20世紀の天才振付家モーリス・ベジャールに師事し、ネザーランド・ダンスシアターをはじめヨーロッパの劇場で踊り、振付をしてきました。20代の終わりに帰国し、りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団として、コンテンポラリー・ダンスの舞踊団Noismを立ち上げます。
しかし、専属劇団をもつ公共劇場は日本では静岡のSPACくらいで、市側の経験はゼロ。金森さんも日本の劇場で働いたことはなく、双方手探りでした。その後、存続の危機を何度も乗り越えることになります。Noismは新潟でいかに闘う場を得て、どのように劇場を活かし、集団を作ってきたのでしょうか。

Noismが新潟市に設立された背景には、芸術監督に就任した金森さんの専属舞踊団を作ろうという提案を、市側がある意味気軽に受け入れたことがあったと言います。その市側の気軽さのおかげで、Noismは存在することになったのです。独自のメソッドで舞踊家たちを育み、紆余曲折を乗り越えて『カルメン』『ロミオとジュリエット』『R.O.O.M.』『夏の名残のバラ』など、数々の素晴らしい作品を生み出してきたNoism。わたし自身、一観客として、舞台を見て人生が豊かになる経験をしてきました。
金森さんと上田は同じ1974年生まれ。金森さんは一時は振付と運営に専念していたものの、2018年からふたたび踊り始めます。このとき43歳で、男性の舞踊家としては引退していても良い年齢です。踊り続ける同世代にも大きな力をもらってきました。

イベントでは、今となっては予算的に再演ができなくなってしまった大規模な作品を含むいくつかの映像を見せていただきつつ、Noismが劇場で達成してきたこと、集団を率いること、踊る喜び、優れた舞踊家でパートナーの井関佐和子さんのこと、さらに日本の文化制度の問題と可能性、観客との関係など、さまざまな観点からお話を伺いたいと思います。
また、金森さんはいま、東京バレエ団で新作の物語バレエ『かぐや姫』を振付されていますが、日本から新しいレパートリーを発信することについてもお尋ねしたいです。

金森さんと上田は演出家鈴木忠志氏の静岡県舞台芸術センター(SPAC)や富山県利賀芸術公園など劇場にかかわる中で知り合いました。舞台芸術や文化をつくり、発信する集団をどう運営していくのか。Noismとゲンロンという、まったく異なる集団を率いて日本社会に挑戦するふたりが、コンテンポラリーダンスを、思想や人文知をいかに社会に開いていくか、率直に議論します。どうぞよろしくお願いします。(上田洋子)

踊ること、生きること、観ること – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20230801/
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