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東京都写真美術館「即興 ホンマタカシ」&「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」を巡ろう【ニコニコ美術館】

公式
(3時間05分)

ニコニコ美術館 (ニコ美)提供:株式会社ドワンゴ
日本を代表する写真家・ホンマタカシの個展と
5人の日本の新進作家が「見るまえに跳べ」をテーマに
生きるための原動力を探ったグループ展を、担当学芸員が生解説!


番組概要
ニコニコ美術館は、
学芸員や専門家の解説とともに展覧会の魅力をお届けするオンラインギャラリートーク企画番組です。
現代美術から歴史的展示物まで、オンラインで気軽に観賞できるだけでなく、
造詣の深い出演者による熱のこもった丁寧な解説を通して展示を深く知ることができるのが特長です。

今回は、東京都写真美術館の2つの展覧会を巡ります。

【即興 ホンマタカシ】
ホンマタカシ(1962年、東京都生まれ)は
1999年に写真集『東京郊外』(光琳社出版)で
第24回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。
行政やデベロッパーによる画一的な開発が進む東京郊外の風景と
人々を一定の距離感で撮影し、叙情性を排した視点が高い評価を受けました。

2011年から2012年にかけて、
国内3ヵ所の美術館を巡回した大規模個展「ニュー・ドキュメンタリー」を開催。
キャリア初期に手がけたイギリスのカルチャー誌『i-D』をはじめとするマガジン・ワークや、
変わりゆく東京の風景とそこに暮らす一人の少女が成長する姿を写した〈Tokyo and my Daughter〉、
写真家の中平卓馬をモチーフにした映像作品など、
作家の写真・映像表現の広がりを概観する新旧作品が展示されました。

本展はホンマにとって日本の美術館で開かれる約10年ぶりの個展です。
作家は建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影した、
本展の中核をなす出品作品〈THE NARCISSISTIC CITY〉について、
「都市によって都市を撮影する」と述べています。

外に向かって開かれた小さな穴から差し込む光は、
真っ暗な部屋の中に倒立した都市の風景を即興的に描き出します。

そして、この「即興」という言葉が本展では一つのキーワードとなります。
作品や展覧会自体に偶然性を取り入れることに作家の現在の関心はあり、
作品の中にも文字として現れる本展の英題「Revolution 9」は、
イギリスのロックバンド、ビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した、
同名曲へのオマージュとして捧げられています。

本展では、この10年あまりに制作された作品を中心に、
写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の今に迫ります。
(公式ホームページより)

【見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20】
東京都写真美術館では、
2002年より写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、
将来性のある作家を発掘するとともに、
新たな創造活動を紹介することを目的として「日本の新進作家」展を開催してきました。
20回目となる本展では、5人の作家を取り上げ、
不確かな時代を生き抜くための原動力を探ります。

21世紀に入り、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災、
新型コロナウイルスの感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻等、
私たちの日常を揺るがす大きな出来事が起こっています。

明日への不確かさは、人々を不安にさせ、心に迷いを生じさせ、
新しいことへ挑戦する気持ちを後退させてしまいます。

私たちは、間違えを恐れ、萎縮し、
まるで「一万メートルの深海のような深い孤独」(W.H.オーデン)に陥っているかのようです。
このような心の強ばりは、どのように解きほぐすことができるのでしょうか。

本展では、この「深い孤独」と向き合い、独自の方法で写真作品によって、
生きるための原動力の在処を示す5人の作家をご紹介します。

孤独の中にありながらも、人とのつながりを手繰り寄せようとする彼らの作品は、
私たちのかたくなな心を溶かし、人生の豊かさとは何かを思い出させてくれることでしょう。
―見るまえに跳べ― 私たちいつもそのように歩んできたはずです。

出品作家
うつゆみこ|Yumiko Utsu[1978-]
淵上裕太|Yuta Fuchikami[1987-]
星玄人| Haruto Hoshi[1970-]
夢無子|mumuko[1988-]
山上新平|Shimpei Yamagami[1984-]
(公式ホームページより)

出演者
伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)
浜崎加織(東京都写真美術館 学芸員)

展覧会概要
【即興 ホンマタカシ】
会期 : 2023年10月6日(金)~2024年1月21日(日)
休館日: 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1)
会場 : 東京都写真美術館 2階展示室 (アクセス)
時間 : 10:00~18:00(木・金曜日は21:00まで、図書室を除く) ※入館は閉館時間の30分前まで

【見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20】
会期 : 2023年10月27日(金)~2024年1月21日(日)
休館日: 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1)
会場 : 東京都写真美術館 3階展示室 (アクセス)
時間 : 10:00~18:00(木・金曜日は21:00まで、図書室を除く) ※入館は閉館時間の30分前まで


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