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【収録時のイベント概要】
いつの時代においても情報収集は国防にとって大きな意義を持っており、敵の動向や行動、テロリストやサイバー攻撃の脅威、国際的な紛争や危機に対処するために重要な役割を果たしています。OSINT(オープンソースインテリジェンス)全盛期の現代において、軍事オタクと呼ばれる人々が存在感を増しています。
今回は、軍事オタクとしても有名な軍事評論家の小泉悠さんと近現代史研究者の辻田真佐憲さんをお招きし、現代における軍事オタクの存在意義について徹底的に議論していただきます!
「軍事オタク」という言葉は、一般的に、軍事に興味を持ち、その知識や情報を熱心に収集し、軍事関連の書籍や映像作品などを愛好する人を指します。
軍事オタク達は多くの場合、軍事における専門的な知識や技術を持たず、軍隊に所属していない一般市民です。しかしながら、国防における情報収集において、彼らの存在は有用です。彼らは趣味から蓄積してきた膨大な知識や経験により、OSINTを駆使して解析を行っています。その点では、軍事オタクは国防における情報収集の一端を担っていると言えるでしょう。他方、問題点も存在します。彼らが収集した情報が、誤った情報であったり、機密情報であった場合、国防上のリスクにつながる可能性があります。また、彼ら自身も、情報収集において違法行為に手を染めることがあるため、その点においても問題があります。そして中には、愛国的で武器や戦争を肯定するような考え方を持つ人々が存在しているのも事実です。政府や軍隊のプロパガンダに踊らされ、思考停止や盲目的な支持を示す人々の存在も否定できません。
不安定化する世界情勢のなかで、軍事オタク達はどうあるべきか、なにができるのか。趣味や興味を楽しみながらも、社会的な責任を持って行動することが求められる軍事オタク達に未来はあるのか。80年代生まれ軍事オタクの星お二人による初のミリタリー対談を、どうぞお見逃しなく!
軍事オタクの存在意義は – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20230526/