アナキスト・大杉栄と伊藤野枝らが殺害された<甘粕事件>から来る9月16日で100年が経つ。
大杉栄、伊藤野枝の生きざま、思想に触れながら<アナキズム>について徹底的に語り合う。
けれど…そもそも今、アナキズムについて語り合う意味ってあるだろうか?
8月末百貨店大手「そごう・西武」のストライキが話題になったが、実はストライキは大杉栄が推奨していた社会運動だ。
そんな大げさな話じゃなくても、わたしたちは今、社会や会社の作った価値観・規範に沿うように自分を殺して生きている。
もっとわがままに精神を爆発させることが大杉栄にとってのアナキズムの神髄であり、こうしたアティチュードは現代の社会に欠けるエネルギーにも思えるし、権力に抗い波乱万丈な人生を送りながら生きたいように生きた伊藤野枝の「あなたは一国の為政者でも私よりは弱い」という言葉も今こそとても重く響くのではないだろうか?
ゲストは政治学者でアナキズム研究の第一人者にしてアナキズムを実践する栗原康さん。
栗原康×島田雅彦×白井聡というアナキズムを地で行く(?)3人が、アナキズムの歴史から、現代での有効性まで熱く語ってくれる。
■参考テキスト
①栗原康著『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(角川文庫)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321707000021/
②栗原康著『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』(岩波現代文庫)
https://www.iwanami.co.jp/book/b492287.html
③栗原康『アナキズム』(岩波新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b378371.html
●日時:9月12日(火)21時から生配信
●ゲスト:栗原康(政治学者)
●出演:島田雅彦(作家) 白井聡(政治学者)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)