2023年9月1日で、関東大震災から100年を迎える。
関東大震災のときに、地震・火災による被害だけではなく、人災で命を奪われる方々もいた。
震災の混乱の中、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などと流言飛語が飛び交い、各地では政府の呼びかけに応じて自警団が結成。街頭では朝鮮人への尋問が繰り返され、中には暴行を加え、殺害に至る事件も多発したのだ。
実際に関東大震災のときに起きた<福田村事件>(朝鮮人と断定された日本人9名が自警団に殺された事件)を題材にした、9月1日公開の映画『福田村事件』を監督した森達也さんがゲスト。
この<福田村事件>が起きた背景には、差別意識だけではなく、“戦争時代”のメディアや社会の空気が色濃く影響しており、同映画を紹介し、<福田村事件>を検証しながら、日本における差別問題にとどまらず、当時の日本社会と現在の日本社会の比較もおこない、“新しい戦前”と呼ばれる現在への警鐘として本番組を配信したい。
果たして、<福田村事件>は過去のものなのか?
■参考テキスト:映画『福田村事件』:
https://www.fukudamura1923.jp/
●日時:8月30日(水)21時から生配信
●ゲスト:森達也(映画監督)
●出演:島田雅彦(作家) 白井聡(政治学者)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)