『
新桃太郎伝説』(しんももたろうでんせつ)は、ハドソンより発売されたスーパーファミコン用RPG。監督はさくまあきらが、イラストは土居孝幸が、音楽はサザンオールスターズの関口和之が担当している。
概要
ファミリーコンピュータ版『桃太郎伝説』の6年後の世界を描いた正統な続編[3]で、PCエンジン用ソフト『桃太郎伝説II』のストーリーやシステムに大幅な変更を加えた内容となっている。これまでのシリーズと比べてギャグ要素はかなり抑えられており、勧善懲悪の大枠は継承しつつ、シリアスかつ重厚な物語展開を特徴としている。劇中で登場人物の命が奪われる展開が描かれたのは、この『新桃太郎伝説』がシリーズ唯一である[4]。
当初は『桃太郎伝説』と『桃太郎伝説II』をミックスさせた『桃太郎伝説I&II』として開発がスタートしたが、『II』の制作で削ったシナリオを完全版にしたりグラフィックを改良したりした結果、容量が16メガしかなかったにもかかわらず『I』だけの部分で8メガを『II』の部分だけでも16メガを超えてしまい、『II』のリニューアル移植に方針を転換し、当時さくまが暖めていた『桃太郎伝説III』のシナリオを盛り込んでいる。そのため本作のシナリオは『桃太郎伝説II&III』といえるものになっているという[5]。
基本的に前作のシステムを受け継いでおり、一般的なRPGにおけるキャラクターレベルを「段」、MPを「技」(技の数)と呼ぶなどの点は前作と共通している。
開発中のスローガンだった「敵キャラクターそれぞれに個性的な特殊能力を」という方針に基づき、敵キャラクターの攻撃バリエーションは非常に多岐にわたる。なお、開発時のバランス調整役として、後に「桃太郎電鉄シリーズ」の登場キャラクター「コマルン」のモデルになった小丸良人が携わっている。
さくま曰く大乗仏教と小乗仏教の対立が隠れたテーマとなっており、作中には仏教用語由来のキャラクターや地名が多数登場する。
『桃太郎伝説 速攻本』(プレイステーション版桃太郎伝説の公式攻略本)のさくまのインタビューによると、『新桃太郎伝説』の実質的な開発期間は4ヶ月であった。さくま自身は、「いつか完全版を作りたいですね」と語っている。
パッケージに描かれている題字は、黒澤明映画の題字を手がけたことで知られる書家の今井凌雪が揮毫した。
同社の『天外魔境』シリーズで美術監督を務める久保久がグラフィック担当スタッフとして制作に参加している。 wikiより
♯レトロゲーム ♯RPG
ツイッター @Ritolovenet2
同時配信
https://youtube.com/live/8SZabGAxy9k?feature=shareずんだもんの音声ライブラリを用いて生成した音声は、「VOICEVOX:ずんだもん」とクレジットを記載すれば、商用・非商用で利用可能です。