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※ 再放送は都度課金500円でご購入いただけます。
※ シラス延長を除く本編のみの放送となります。
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※ 放送終了から1週間後の23時59分までの間、番組をくり返しご覧いただけます。
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【収録時のイベント概要】
混迷する情勢のなか、日本と世界はどこへと向かうのか──。
中国では、先日の中国共産党大会で習近平国家主席にいちだんと権力を集中させるかたちの新体制がしかれた。世界的にも強権的な政権が目立ち、世情は不安定化している。そんななか、グローバル経済のゆくえもますます不透明になっているように思われる。
世界のすべての国がやがては欧米型の近代社会に至るといった、ポスト冷戦期に希望をもって語られたモデルが失効したことは明らかだ。しかし、それでは欧米以外の地域は結局どうなるのか。私たちは「近代社会」以外のモデルを、なにを材料に組み立ててゆけばよいのか。
2011年、「中国化」のキーワードで中世から現代にいたる日本と世界の政治史・経済史を描きなおし、一躍話題となった本がある。與那覇潤氏の『中国化する日本』(文春文庫)だ。ここで言う「中国化」とは、①市場と秩序の自由化・流動化、②政治権力の一元化・道徳化、で特徴づけられる方向に社会が向かうことを意味する。
いまこそ、あらためてこの観点からわれわれの社会の行く末を考えるべきときではないか。
今秋刊行の『ゲンロン13』の巻頭鼎談「情報時代の民主主義と権威主義」に参加した経済学者の梶谷懐氏は、自身のブログや『日本と中国、「脱近代の誘惑」』(太田出版)などで同書をたびたび取り上げている。同書の試みを評価する一方、「中国的なるもの」とはなにかをさらに掘り下げ、議論を発展させるべきだと言う。辻田真佐憲氏は、『ゲンロン13』所収の対談「令和の国体──歴史・天皇・安全保障」では、これからの日本の「国のかたち」をより主体的かつ具体的に考えていく必要性を説いた。
日本と世界のいまの姿は「中国化」の行き着いた先なのか。そもそも「中国的なるもの」とはなにか。そして、われわれはそこからどのような指針を見出せばよいのか。
お三方の白熱の議論を、ぜひお楽しみに!
日本と世界は「中国化」したのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20230222/