コロナ禍になって3年。どんどんこの国の医療と社会はおかしくなっていく!
医師・長尾和宏がテレビや新聞では絶対にカットされる話題を、わかりやすく解説していきます。
国の許可を受けずに生体腎移植などのあっせんをしていたということで、臓器移植法違反の罪に問われたNPO法人「難病患者支援の会」理事の初公判が6月30日に東京地裁であった。同理事は、「100人近く助けてきたが、一度たりともあっせんしたことはない」と無罪を主張。
しかし、同法人が経済的に困窮したウクライナ人のドナー(臓器提供者)から臓器売買を仲介したケースが多数あるとみられている。腎臓の対価は約1万5000ドル(約200万円)。
我が国で「臓器移植法」が施行(1997年)されてから今年で26年。しかし臓器提供・臓器移植の数は海外に比べて極端に少なく、移植件数は先進国63か国中60位。希望者のわずか2~3%しか国内で臓器移植が受けられないのが現実だ。腎臓の場合は、10年以上待たされるケースもあるという。そんな中、海外で臓器移植を希望する人が後を絶たない。貧しい国の国民から臓器を買わざるを得ない日本人。
今回のゲストは、1995年に糖尿病と診断され、2007年から透析治療を続けているタレントでミュージシャンのグレート義太夫さん。人工透析を長く続けている人なら一度は考える「腎臓移植」という選択……。
果たして、義太夫さんの目から今回の「臓器移植あっせん事件」はどう映るのか? コロナ禍での闘病の苦労話とともに、忌憚なき当事者の意見を伺います。
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