コロナ禍になって3年。どんどんこの国の医療と社会はおかしくなっていく!
医師・長尾和宏がテレビや新聞では絶対にカットされる話題を、わかりやすく解説していきます。
患者の呼吸器、故意に2分間停止 大阪府立病院の医師
大阪府立中河内救命救急センター(大阪府東大阪市)の男性医師が令和3年、新型コロナウイルスに感染した当時60代の男性重症患者の人工呼吸器を約2分間、故意に止めていたことが分かった。病院が28日、明らかにした。呼吸器装着に必要な気管切開に患者が同意しなかったのが理由。一時重篤な状態に陥り、病院は重大な倫理違反があったとして謝罪した。
「(患者の)同意がないままに気管切開をやっている。これって絶対犯罪だと僕は思う」
こう話す木野正人さん(71)。木野さんは、2021年3月新型コロナで重症になり、大阪府立中河内救命救急センターに入院しました。
病院の倫理委員会の報告書などによると、木野さんは口から管を通す人工呼吸器を使っていましたが、男性医師(40代)は、細菌感染を防ぐためにのどを一部切り開いて気管から入れる方法に変えようと提案しました。
木野さんがこの提案を拒否すると、医師は筆談で「呼吸器止めてみますか」と尋ねました。木野さんが「止めてみろ」と返答すると、医師は「ほな止めましょ」と応答し、人工呼吸器をおよそ2分間止めたのです。
木野さんは呼吸の状態が悪化しましたが、呼吸器の再開後に回復しました。
病院の報告書では、「故意に苦痛を与える行為であり違法行為に該当しうる。重大な倫理違反がある」とし、病院は医師を戒告の懲戒処分にしました。(以上、産経新聞 、FNNプライムオンラインの記事より抜粋)
コロナ禍になって、患者の意志や権利が守られなくなり、パターナリズムが復活している!これは、長尾が長年携わっている終末期医療の問題とも大きく関係している話であり、全国民にかかわる重要な問題である
この事件を例に、今、医療現場でどれほど医師が暴走しているか? 患者の権利とは何か? を皆さんと一緒に考えていきましょう。
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