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【ファントムクラッシュ】メカと駆ける未来東京 新生活 2030!

(45分)

SONIO
LV13

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〜A.D.2025〜

近未来の日本。大気汚染、環境破壊、温暖化によるヒートアイランド現象、そして莫大な財政赤字……。
その年、首都としての機能を完全に失った東京都は、その役目を終えた。
日本政府は、東京湾に建設されたシェルター都市“ネオトーキョーシティ”に首都機能を完全に移転し、“旧東京都”の破棄を決定したのだ。
中でも崩壊が激しく、危険性のある一部地区は放置区域"トラッシュエリア"と制定され、一般人が立ち入れないよう封鎖されることとなった。


〜それから数年後〜

封鎖されたはずのトラッシュエリアで、「ランブリング」と呼ばれる危険な戦闘ゲームが開始された。
それは「スクービー」と呼ばれる高機動型陸戦兵器を駆使したバトルロワイヤル……。
ランブリングに参加するプレイヤーは「ワイアヘッズ」と呼ばれ、各自カスタマイズしたオリジナルのスクービーで参戦、
倒した相手のランクに応じた賞金を受け取ることになる。
そしてランブリングでは、目の前の敵を倒しても、そこで戦いが終わるわけではない。
ランブリングの行われるトラッシュエリアでは常に一定数のスクービーが戦闘状態にあり、1体が破壊されれば別の1体が、
さらにもう1体が消えれば次の1体が参戦するという、エンドレスバトルが繰り広げられるのだ。
戦いは、自分のスクービーが破壊されるか、戦いに飽きて(もしくは、命からがら)ゲートから退却するまで、決して終わることはない……。


〜A.D.2031〜

TV放送も開始されたランブリングは、一大エンターテインメントへと成長していた。
そして今日もまた1人、新たなワイアヘッズがトラッシュエリアへと足を踏み入れることになる。
ちょうど1年程前、突然出現し、ヒットチャートを席巻した最新型の投影(ホログラフ)電網アイドル“モナリザ”。
ついさっき、ミュージックストアで見つけたばかりの彼女の最新シングルをBGMに、1台の中古のスクービーが
崩壊寸前のトラッシュエリアを駆け抜けて行く……。

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