アメリカでは<アデロール>をはじめとする興奮剤・精神刺激剤の使用が空前のブームだ。
その規模は60年代のピーク以上で、処方された興奮剤・精神刺激剤(スマートドラッグ)は130億ドル規模と言われている。(日本でも同様の傾向のようだ)
試験でよい結果を出すため、仕事で良い成績を出すため、スポーツで良い成績を出すため・・・という理由が大半のようだ。
そして、薬のおかげで良い結果・成績を残すことはできる。
だが、その使用はやがて乱用につながり、うつなどの副作用をもたらしている。
そもそも、こうした興奮・精神刺激剤の脳への働きはどんなものなのだろうか?
そして、より良い人生、より良い成績と・・・ベストな自分を手にするために、こうした薬を使用することは倫理的にどうなのだろうか?(何を尊重すべきなのか?)
あるいは、どの程度までそうした薬による覚醒を認めるべきなのだろうか?(具体的な基準を作れるのか?)
また、こうした薬を人々が求めるには<競争社会>という背景があることも忘れてはならない。
その競争に勝つために、1番になるために、薬を使用し、その成果は得るものの、副作用に苦しむ。
こうした薬を飲むことで人は何を失うのか?なんのために失うのか?
本当の自分とは何なのか?
精神科医・益田祐介×社会学者・宮台真司×ラッパー・ダースレイダーでのこのスマートドラッグによるエンハンスメント問題を深掘りする。
また、こうした興奮剤はADDやADHDの治療薬でもあり、ADDやADHDに関しても言及の予定。
●日時:5月18日(木)21時から生配信
●ゲスト:益田祐介(精神科医)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
◆参考テキスト:Netflix『テイク・ユア・ピル スマートドラッグの真実』
https://www.netflix.com/title/81251342