東京国立博物館 特別展「東福寺」を巡ろう【ニコニコ美術館】

「東」大寺と興「福」寺を合わせたような大寺院をめざして創建され、
伽藍の巨大さだけでなく国宝7件、重要文化財98件を含む所蔵品を誇る東福寺。
14年にわたる修復が完了した明兆筆「五百羅漢図」ほか、
東福寺の規模、影響力を感じられる文化財が一堂に会します。


新緑や紅葉の名所として知られる東福寺は、京都を代表する禅寺の一つです。
日本から中国へと渡り、南宋時代の高僧無準師範に禅を学んだ
円爾（聖一国師）を開山に迎えて創建されました。
「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来します。

東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、
「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆による記念碑的大作
「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、
応仁の乱による戦火を免がれた貴重な文化財の数々や、
巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展覧します
（※会期中展示替えがあります）。

草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、 大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、
東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなくご覧いただきます。

●高橋真作（東京国立博物館 絵画担当研究員）　
●六人部克典（東京国立博物館 東洋書跡担当研究員）　
●浅見龍介（東京国立博物館 彫刻担当研究員）　
●橋本麻里（ライター・エディター）　⇒ @hashimoto_tokyo


特別展「東福寺」

会期　：　2023年3月7日（火）～5月7日（日）
休館日：　月曜日　※ただし、5月1日（月）は開館
会場　：　東京国立博物館 平成館【上野公園】
時間　：　午前9時30分～午後5時（入館は閉館の30分前まで）
※事前予約不要（混雑時は入場をお待ちいただく場合がございます）


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