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【#14】紺珠伝EX強化月間!【東方紺珠伝】

(1時間39分)

しレナ”ふみ
東方紺珠伝、EXで迎えたヘカーティア戦
先発紺珠伝魔理沙が大量失点、マスパも勢いを見せず惨敗だった
ステージに響く紺珠伝魔理沙のため息、どこからか聞こえる「今回も0/99+だな」の声
無言で帰り始める紺珠伝魔理沙達の中、昨年の首位打者魔理沙は独りベンチで泣いていた
完全無欠モードで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる紺珠伝魔理沙・・・
それを今の紺珠伝EXで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」魔理沙は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、魔理沙ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」魔理沙は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、魔理沙はふと気付いた
「あれ・・・?紺珠伝魔理沙がいる・・・?」
ベンチから飛び出した魔理沙が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの紺珠伝魔理沙だった
千切れそうなほどに紺珠伝魔理沙が振られ、地鳴りのように紺珠伝魔理沙の応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする魔理沙の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「マリサ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った魔理沙は目を疑った
「か・・・紺珠伝魔理沙さん?」 「なんだマリ、居眠りでもしてたのか?」
「か・・・紺珠伝魔理沙コーチ?」 「なんだ魔理沙、かってに紺珠伝魔理沙さんを引退させやがって」
「紺珠伝魔理沙さん・・・」  魔理沙は半分パニックになりながらスクリーンを見上げた
残り人数 ♡♡♡♡♡♡
スペルカード ☆☆☆☆
暫時、唖然としていた紺珠伝魔理沙だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
紺珠伝魔理沙から紺珠伝魔理沙を受け取り、紺珠伝魔理沙へ全力疾走する紺珠伝魔理沙、その目に光る紺珠伝魔理沙は紺珠伝魔理沙とは無縁の紺珠伝魔理沙だった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている魔理沙が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
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