※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
☆ 番組チケット(1000円)のご購入はこちら!
https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv340285140☆ 登壇者への質問を募集中!
https://forms.gle/VNkCUTEQYm2LNgKM9【イベント概要】
安東量子さんの新著『スティーブ&ボニー──砂漠のゲンシリョクムラ・イン・アメリカ』(晶文社)が刊行されました。福島県いわき市在住で植木屋を営む安東さんは、作家活動とともに、原発事故後の福島で対話集会の運営に参画してきました。本書は、そんな安東さんがアメリカで開かれる原子力に関する会議に招かれた際の旅路を描いたロードムービー風の連作エッセイ集です。
このたび本書の刊行記念として、ジャーナリストの江川紹子さんとの対談イベントを企画いたします。刊行直後、江川さんは本書について「他者を論破できる「正しさ」を希求するより、人と人が「わかり合う」とは何かをじわじわ考えたい人にお勧めの一冊」とツイートされています。
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故をめぐって、また近年では新型コロナウイルス禍のなかでも、SNSなどではあいかわらず、「わかり合う」ことよりも「他者を論破できる「正しさ」」を求める言葉が氾濫しています。政治の場面でよく聞かれる「丁寧な説明」もそうした風潮と軌を一にし、対話の不成立に拍車をかけます。ここ最近の世界を覆うカルト的世界観もまた、わかり合えない社会を映し出したものなのかもしれません。
そうした現代の風潮に抗して、「論破」とは違う対話は可能なのでしょうか。人と人がわかり合うとはどのようなことなのか。そのためになにができるのか。立場や意見にとらわれず市井に生きる人々の声に耳を傾けてきたおふたりが、本書で紹介される福島やアメリカをてがかりに、対話が成立しない時代の「わかり合う」を考えていきます。ぜひご覧ください。
「論破」をこえる言葉を探して – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20230301/