※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信いたします。放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
※ シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
☆ 番組チケット(1000円)のご購入はこちら!
https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv339358699☆ 登壇者への質問を募集中!
https://forms.gle/1GFmtJNFzuNqbxcbA【イベント概要】
文化人類学者の近藤祉秋さん、文筆家の吉川浩満さんによる対談イベントを開催します。近藤さんは今年10月、慶應義塾大学出版会より単著『犬に話しかけてはいけない──内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌』を刊行しました。
「マルチスピーシーズ民族誌」とはなんでしょうか。これまでの人類学は人間を中心に民族誌を記述してきましたが、マルチスピーシーズ民族誌では人間以外の動植物や精霊、土地との関係性などにもスポットライトを当て考察や記述がされます。
そんなマルチスピーシーズ民族誌や環境人文学の視点から、近藤さんがフィールドワークを行ったのは内陸アラスカ先住民の人々。彼らにはかつて「犬に話しかけてはいけない」という禁忌があったそうです。人間以外の存在と「交感しすぎない」ことで共生する彼らから、「人新世」と呼ばれる時代に生きる私たちはどのような知見を得ることできるでしょうか。
『理不尽な進化』『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』など、自然史や科学技術の発展などを背景に人文的な考察をしてきた吉川さんをお相手に、「自然との共生」をめぐって幅広く議論をしていただきます。
ちなみに近藤さんは、2019年に刊行された『犬からみた人類史』の編著も手がけています。犬に対して並々ならぬ想いをよせる吉川さんと、犬トークが白熱する場面もあるかも……?
また12月のゲンロンカフェは、翌8日に里見龍樹×篠原雅武「〈人新世〉はどこへゆく?──人類学と環境哲学の現在地」を開催(
https://peatix.com/event/3415242/)。あわせてお楽しみください!
なぜ犬に話しかけてはいけないのか? – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20221207/