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数学の祭典 MATH POWER 2022

公式
(35時間06分)

ニコニコニュース提供:株式会社 ドワンゴ
「数学の祭典 MATH POWER

数学を魅力を詰め込んだ企画の数々を約30時間ノンストップでお送りします。
恒例企画となった素数大富豪はもちろん、
数学VR企画や仏教と数学を掛け合わせた新企画など盛りだくさん。
ぜひご覧ください!

MATH POWER 2022特設サイトはコチラ

スケジュール【9/24(土)】
 ※順次更新していきます。

11:00~12:30
ブラックホールの中を考える
小林晋平
(東京学芸大学准教授)
<プロフィール>
東京学芸大学准教授。1974年長野県生まれ。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・ 環境学)。専門は理論物理学および物理教育。東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター 研究員、日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学、ペリメーター理 論物理学研究所)、国立群馬工業高等専門学校准教授を経て、2015年から現職。著書に 『ブラックホールと時空の方程式』(森北出版)、『宇宙の見え方が変わる物理学入門』 (ベレ出版)がある。研究テーマはブラックホール内部と初期宇宙における時空の量子性、 泡を利用した津波の低減など。前任校の群馬高専では6年連続でベストティーチャーに選 ばれ、学生からついたあだ名が「やる気の無料配布」。2020年3月にはYouTubeチャン ネルPHYSIS Entertainmentを立ち上げ、高校物理全範囲を24時間連続で講義するライ ブ配信「24時間ではしりぬける物理」を成功させた。Eテレの教養バラエティ『思考ガ チャ!』ではMCを務める。

<概要>
ペンローズの特異点定理によって、一般的な状況下ではブラックホールの内部に特異点が 発生することが示されました。特異点とは、直感的には圧力や密度が発散する特殊な「領 域」ですが、重力の量子性を考慮するとそうした発散は存在しない可能性もあり、弦理論 や非可換幾何学などいくつものアプローチから研究が進められています。今回の講演では 相対性理論におけるブラックホールと特異点について解説し、さらに特異点を持たない 「レギュラーブラックホール」の可能性や非可換時空におけるブラックホールなど、量子 効果を取り入れた時空における重力系についても論じます。

12:40~14:00
素元の織り成す構造〜グリーン・タオから星座定理へ〜
関 真一朗
(青山学院大学 理工学部 物理・数理学科 助教)
<プロフィール>
2012年3月京都大学理学部卒業、2017年3月大阪大学大学院理学研究科を修了し博士号取得。日本学術振興会特別研究員PD(東北大学)、東北大学数理科学連携研究センター助教を経て、現在、青山学院大学理工学部物理・数理学科助教。専門は数(素数や多重ゼータ値など)。素数大富豪考案者であり、現在は雑誌「数学セミナー」で連載中である小林銅蟲先生の漫画「せいすうたん2」を監修している。

<概要>
2017年10月に開催されたMathPower2017において、「素数の織り成す構造〜ガウスからグリーン・タオへ〜」というタイトルで、憧れだったグリーン・タオの定理について講演しました。あれから5年。何を目指し、どこへ辿り着いたのかを報告します。

14:30~15:30
「ゼロと空 〜数学×仏教〜」
釈徹宗
(宗教学者・相愛大学学長)
<プロフィール>
相愛大学学長。宗教学者。浄土真宗本願寺派如来寺住職。NPO法人リライフ代表。宗教思想や宗教文化の領域において、比較研究や学際研究を行っている。 論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞(第五回)、著書『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』で河合隼雄学芸賞(第五回)、また仏教伝道文化・沼田奨励賞(第五十一回)を受賞している。 近著に『喜怒哀楽のお経を読む』(朝日選書)など。

西郷甲矢人(数学者・長浜バイオ大学教授)
<プロフィール>
京都大学理学研究科(数学・数理解析専攻数理解析系)にて博士号(理学)を取得。長浜バイオ大学講師、同准教授を経て現職。専門は非可換確率論・数理物理学。最近は圏論と非可換確率論の融合を通じた量子場への新しいアプローチに取り組んでいる。同時に、数学や物理学のみならず人文学をも含む他の諸学の研究者との(主に圏論を足掛かりとした)共同研究も数多く行ってきた。『〈現実〉とは何か』(田口茂氏との共著)、『圏論の道案内』(能美十三氏との共著)他著書多数。

<概要>
「縁起」「空」「中道」など、仏教の中の重要な概念や、それが数学者の視点からはどう見えるのかを巡る、僧侶で相愛大学学長の釈徹宗先生と、仏教への関心を持ち続ける数学者の西郷甲矢人先生による対談です。

16:00~17:30
ガチ数学クイズ!
鶴崎修功
(クイズプレイヤー)
ヨビノリたくみ(教育系Youtuber)
辻 順平(日曜数学者)
鯵坂もっちょ(数学のファン)

<概要>
数学界隈の豪華メンバーによるガチで数学に偏ったクイズ大会。
マニアックな数学クイズにどこまでついて来れるか。お楽しみに!
進行:松中宏樹 Matsunaka Hiroki(和から株式会社)

18:00~19:30
数学と哲学のあいだで
加藤文元
(東京工業大学理学院数学系教授)
<プロフィール>
1968年仙台市生まれ。1997年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院数理学研究科助手、京都大学大学院理学研究科准教授、熊本大学大学院自然科学研究科教授を経て、現在、東京工業大学理学院数学系教授。その間、マックス・プランク研究所(独)研究員、レンヌ大学(仏)やパリ第6大学(仏)客員教授なども歴任。著書に『数学する精神』『物語 数学の歴史』『ガロア』(以上、中公新書)『数学の想像力』(筑摩書房)など、訳書に『ファン・デル・ヴェルデン 古代文明の数学』(共訳、日本評論社)がある。

千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
<プロフィール>
1978年、栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない』(河出文庫、第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『ツイッター哲学』(河出文庫)、『勉強の哲学』(文春文庫)、『思弁的実在論と現代について』(青土社)、『意味がない無意味』(河出書房新社)、『デッドライン』(新潮社、第41回野間文芸新人賞)、『ライティングの哲学』(共著、星海社新書)、『オーバーヒート』(新潮社、「オーバーヒート」第165回芥川賞候補、「マジックミラー」第45回川端康成文学賞)など。

<概要>
数学をするとは、どういうことか。
哲学者から見て、現代数学とは、数学者とはどのように見えるのか。
MATH POWERでもおなじみの数学者である加藤文元先生と、気鋭の哲学者の千葉雅也先生の​​異色の対談が実現!

19:30~21:15
フィールズ賞が分かりたい 〜ほんの少しの理解を目指して 2022〜
辻 順平
(日曜数学者)
作道直幸(東京大学大学院工学系研究科特任講師)
東田京介(東京大学大学院理学部数理科学研究科修士2年)
松坂俊輝(九州大学数理学研究院助教)

<概要>
4年に一度発表されるフィールズ賞とチャーン賞は数学における最高峰の賞であり、受賞者の業績を理解することは、多くの場合、数学を専攻した人にとってすら簡単なことではありません。
この企画では、今年の夏に発表された4人のフィールズ賞受賞者(James Maynard, Hugo Duminil-Copin, June Huh, Maryna Viazovska)の業績について、講演者が可能な範囲でお話しします。講演者も完璧に理解しているとは限りませんが、参加者・視聴者の皆様にとって少しでも理解の助けとなるような講演を目指します。

21:30~22:30
タカタ先生のお笑い数学教室~
タカタ先生
(数学教師芸人)
<プロフィール>
お笑い芸人と数学教師の二刀流で活躍中。テレビ・YouTube・リアル授業・オンライン授業・書籍などを通じて「算数・数学嫌い」をなくす活動に命を燃やす。2016年に『日本お笑い数学協会』を設立し、会長に就任。2020年に開設した世界一楽しい授業チャンネル『スタフリ』(YouTube)は開設後2年で登録者15万人超え。書籍『バク速!計算教室』(フォレスト出版)など。

<概要>
お笑い数学教師タカタ先生がさまざまな教科を数学化して授業します!
いったいどんな授業になるのか!?

23:00~7:00
素数大富豪MATH POWER杯2022
【素数大富豪大会参加者募集】 下記フォームからの事前申し込みで、大会に参加できます。
世界一の素数大富豪の舞台に参加してみませんか?
https://forms.gle/itEz1KyGBspQCXVB8

※18歳以上でかつ高校生でない方のみを対象といたします。
※所定の人数に達し次第フォームの受付を終了いたします。

<概要>
2014年に関真一朗氏によって考案され、熱狂的な愛好家も増えつつあるトランプゲーム『素数大富豪』。
4年ぶりのMATH POWERでも、素数大富豪大会を行います。最高峰の素数バトルをご覧ください!

スケジュール【9/25(日)】
 ※順次更新していきます。

8:00~9:30
(龍孫江の)数学方言探検隊!
龍孫江
(数学YouTuber)
<プロフィール>
MATH POWER 2018出演をきっかけにYouTubeでの活動を開始する。数学カフェ運営メンバー、数学デーin名古屋世話人、可換環論botオペレーター。好きな数学対象は可換環、特に多項式環。勉強したいと気にかけているのはパーフェクトイド理論だが、予備知識に気を取られて手がつかないのが悩みの種。

<概要>
「数学書にしばしば出てくる、数学書でしか見ない言い回し」に戸惑った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? このような独特の言い回しを「数学方言」と名付け、これから数学を学び始める人たちが戸惑わないようトリセツを作ろうと思い立ちました。しかしながら、なかなか一人では知恵が回りません。特に例文が足りません。ぜひ皆さんのアイデアをお貸しください! 一緒にトリセツを作りましょう!

9:30~10:30
映画『シン・ウルトラマン』の物理学
橋本幸士
(京都大学大学院理学研究科教授)
<プロフィール>
1973年生まれ、大阪育ち。2000年京都大学大学院理学研究科修了。理学博士(京都大学)。カリフォルニア大学サンタバーバラ校理論物理学研究所、東京大学、理化学研究所などを経て2012年大阪大学教授、2021年より現職。専門は理論物理学、弦理論。超弦理論と場の理論の数理を用いて、素粒子論を中心にさまざまな物理学の現象と数理構造を対象にした研究を行う。著書に『Dブレーン − 超弦理論の高次元物体が描く世界像』(東京大学出版会)、『超ひも理論をパパに習ってみた』『宇宙の全てを支配する数式をパパに習ってみた』(講談社サイエンティフィク)、『物理学者のすごい思考法』(インターナショナル新書)など。映画『シン・ウルトラマン』の理論物理学監修や、芸術『弦理論交響曲』を芸術家と共同で制作上演するなど、多様な社会活動も行っている。

<概要>
250万人以上を観客動員した映画『シン・ウルトラマン』には、日本映画の歴史の中で従来にないほど現代物理学の概念が使用されて います。「プランクブレーン」や「高次元時空」、「超重元素」など、映画のストーリーの重要な部分に関係する箇所に、 実際の物理学で使用されている概念が登場します。その結果、SF映画のストーリー、そして映画に登場する科学者の姿をよりリアル に見せることに成功しました。本講演では、映画で使用された現代物理学の用語のいくつかを詳細に解説します。SFにも思える現代 物理学が映画の世界観と融合するのをお楽しみください。私が制作に、脚本から撮影現場まで関わった裏話もお話ししましょう。

11:00~12:00
書泉グランデ数学書コーナーの謎に迫る!
布川路子
(書泉グランデ)
<プロフィール>
文芸、コミック、スポーツ、工学書、絵本担当を経て2011年より主に数学、理工書担当
数学セミナー2014年4月~2015年3月 書評担当
数学セミナー2019年5月号 数学トラヴァース(インタビュー)
数学文化第37号 エッセイ寄稿など

聞き手:
辻順平
鯵坂もっちょ

<概要>
数学書の発信やイベント等で多くの数学ファンにとってお馴染みの書泉グランデ数学書コーナー。そのご担当の布川さんをお招きして、書泉グランデと関わりがある人々が活動の謎に迫る。
進行:黄黒真直

12:00~13:00
探訪! VR数学ワールドの世界
phi16
(VRChatワールド製作者)
アイシア=ソリッド(データサイエンス VTuber)

<概要>
さまざまな数学のトピックのVRワールドを作成するVRChatワールド製作者phi16さんの作品を、データサイエンス VTuberのアイシア=ソリッド​​さんが探訪します。魅惑の VR数学ワールドをぜひご覧ください。

13:00~14:30
情報幾何学とその応用
甘利俊一
(東京大学名誉教授、理化学研究所栄誉研究員、帝京大学先端総合研究機構特任教授)
<プロフィール>
1958年、東京大学工学部応用物理学科を卒業、
1963年に同大学院数物系研究科を修了し、九州大学工学部助教授、東京大学工学部計数工学科助教授、教授を歴任し、同名誉教授。
1996年より理化学研究所に勤務し、脳科学総合研究センター長を経て、現在同栄誉研究員。
2021年より、帝京大学先端総合研究機構特任教授。
数理工学を専攻し、数理脳科学の基礎理論を確立、情報幾何学を創始。文化勲章受賞、文化功労者。
日本学士院賞、IEEE Piore賞、INNS Gabor賞、C&C賞などを受賞し、電子情報通信学会や国際神経回路網学会などの会長を歴任した。

<講演内容>
情報幾何学は、統計的推論の仕組みを幾何学を使って理解しようという試みから生まれた数学の理論です。
実は情報幾何が分野名として定義されたのは1982年、つまり今年で40周年になります。
そして情報幾何で非常に重要なalpha接続を導入した論文、双対計量に関する議論が行われた論文もまた、
いずれも1982年に発表されました。
そこで、今回は第一人者である甘利俊一先生に、情報幾何の入門および統計学、
機械学習そして意識への応用についてお話をいただきます。

15:00~17:00
MATH POWER杯2022 ~Supported by OnlineMathContest~
高木智也
(OnlineMathContest 代表)
<プロフィール>
慶應義塾大学理工学部数理科学科に在学中。OnlineMathContestでは代表を務める。
数学の面白さを世界に伝えるために活動している。第8回科学の甲子園全国11位(数学担当)、2019年言語学オリンピック銅賞、メンター三田会奨学生、2021年度藤原賞(最年少)、ロマンティック数学ナイト#16 ロマンティスト。

平山楓馬(OnlineMathContest プロブレムマネージャー)
<プロフィール>
東京大学理科一類に在学中。OnlineMathContestではプロブレムマネージャーを務める。
中高時代は数学オリンピックの選手として活動。第61回国際数学オリンピック銅メダル、第31回アジア太平洋数学オリンピック銅メダル、日本数学オリンピック3年連続入賞。現在はOBとしてチューターを務めるかたわら、有志によるWebメディア『ご注文は数オリですか?』のメンバーとしても啓蒙活動に励んでいる。

<概要>
MATH POWERでは例年「数学の決闘」と称してコンテストを開催してきましたが、今年はOnlineMathContest(OMC)の全面協力のもと「MATH POWER杯2022」としてオンライン開催!
どなたでもご参加いただけます! 賞金をかけて強者たちと一戦を交えましょう!
コンテスト後には運営メンバーによるわかりやすい解説付き。コンテストの裏では、過去にOMCに出題された珠玉の名問たちを取り上げます!
サイトURL:https://onlinemathcontest.com/contests/mathpower2022
(コンテストへの参加にはOMCへのユーザー登録が必要です)

17:30~18:30
深く味わう入試数学
鈴木貫太郎
(数学系Youtuber)
竹内英人(名城大学教授 啓林館中高数学教科書執筆者 FocusGold代表執筆者)
ヨビノリたくみ(教育系Youtuber)
小倉悠司(N予備校、N高等学校、S高等学校 数学担当)

<講演内容>
第一線で活躍する登壇者がグッときた数学の問題について、そこに秘められた題意や背景について読み解きます。
問題を解くだけでなく、鑑賞することで見えてくる世界を味わってみませんか?

19:00~21:00
ロマンティック数学ナイト ~ニコニコ生放送出張バージョン~

<企画内容>
あなたの内なる数学を解き放て!

数学のおもしろさがごく少数の人での遊びにしかなっていない現実。 だからこそ、みんなの内に秘める数学を今こそ解き放つ! 「うわっすげー!」「やばい!」そんな一言から動き出す数学ロマン。 別に高度な数学なんて知っている必要なんてない。 とにかく好きで語り出せば始まる一つの世界。

数学がとにかく好き、数学に興味がある、数学を共有したい、数学で繋がりたい、そんな人達のための、そんな人達による数学のショートプレゼン大会

【ロマンティスト募集】※締切9/7(水)
あなたもロマンティスト(プレゼンター)としてMATH POWERに登壇しませんか?
・プレゼン時間は496秒です。
・算数レベルから大学院レベルまで、あなたが好きな数学であればレベルは問いません。
・オンラインでの登壇も可能です。
お申し込みはこちらから↓
ロマンティスト申し込みフォーム

※企画については変更や追加となることもあります。決まり次第、順次更新をしていきます。

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