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奈良国立博物館「中将姫と當麻曼荼羅 ―祈りが紡ぐ物語―」を巡ろう(進行:橋本麻里)【ニコニコ美術館】

公式
(3時間16分)

ニコニコ美術館 (ニコ美)提供:株式会社ドワンゴ
極楽往生を望んだ貴族の娘・中将姫が
織ったとされる伝承が残る、4メートル四方の當麻曼荼羅。
江戸時代に作られた原寸大の写しの修理プロジェクトや
中将姫と當麻曼荼羅の伝承、女人往生について解説します。



番組概要
奈良・當麻寺の本尊である綴織當麻曼荼羅(国宝、當麻寺蔵)は、およそ1250年前に現れた奇跡の曼荼羅として尊ばれてきました。
そして、極楽浄土の様子を表す曼荼羅の成立に、極楽往生を望んだ奈良時代の貴族の娘である中将姫が関わったという伝承は、鎌倉時代から現在にいたるまで、広く知られています。
當麻曼荼羅と中将姫への長い信仰の歴史のなかで、およそ4メートル四方の巨大な織物である綴織當麻曼荼羅の絵画による写しが多数描かれてきました。
中世以降、縮小版が多数作られた一方、同じ大きさの写しも製作されています。
そのような中で、最も詳細に綴織當麻曼荼羅の図様を伝え、鮮やかな色彩で描かれた名品が、江戸時代の延宝7年(1679)に描かれ、貞享3年(1686)に霊元天皇の宸筆を得て完成した、貞享本當麻曼荼羅(重要文化財、當麻寺蔵)です。

本展では、修理を終えた貞享本の美しい姿をご覧いただき、修理過程で確認された資料を紹介しながら、貞享本製作プロジェクトの全貌をお示しします。
そして貞享本の製作を當麻曼荼羅信仰史のひとつの画期と捉え、周辺の當麻曼荼羅信仰や、連動する中将姫信仰の動向についても、くわしくご紹介します。
日本一の霊像として信仰され続けてきた當麻曼荼羅と、女人往生の主人公として長く愛されてきた中将姫が人々に尊ばれ、そして人々を救ってきた歴史に触れていただければ幸いです。

出演者
翁みほり(奈良国立博物館学芸部研究員) 
北澤菜月(奈良国立博物館学芸部主任研究員) 
野尻忠(奈良国立博物館学芸部資料室長) 
岩井共二(奈良国立博物館学芸部美術室長) 
橋本麻里(ライター・エディター、公益財団法人永青文庫副館長) ⇒ @hashimoto_tokyo

展覧会概要
中将姫と當麻曼荼羅 ―祈りが紡ぐ物語―
博物館公式ホームページ
会期 : 令和4年 7月16日(土)~8月28日(日)
休館日: 月曜日(ただし、7月18日[月・祝]・8月15日[月]は開館)、7月19日[火]
会場 : 奈良国立博物館 西新館
時間 : 午前9時30分~午後6時(毎週土曜日は午後7時まで)
     ※入館は閉館の30分前まで

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