※ 本イベントは、シラス「ゲンロン完全中継チャンネル」からも配信をいたします。放送開始から6時間を超えてイベントが続いた場合、ニコニコ生放送では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
↓ 番組チケット(1000円)のご購入はこちら!
https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv336230634
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【イベント概要】
平山亜佐子さんと高橋ユキさん、ふたりのノンフィクション作家をお招きし、ゲンロンの上田洋子がお話を伺います。キーワードとなるのは「うわさ」です。
昨年10月に刊行された平山亜佐子さんの『問題の女』(平凡社)は、明治末期に新聞の三面記事にしばしば登場した女性、本荘幽蘭の生涯を描いている本です。
幽蘭は女優、新聞記者、保険外交員、喫茶店やホテルのオーナー、救世軍兵士、辻占いの豆売り、講談師、尼僧、外妾など、数十の職業を転々とし、生涯で50回近く結婚したといいます。いわゆる「女傑」ですが、女性が職業を持ち自立することが可能になり始めた時代に、その可能性に人生を捧げた清々しい人物であるともいえるでしょう。頭山満や折口信夫、出口王仁三郎らとも交友があり、新聞のみならず、多くの人の日記や書簡にも登場します。ひとつの分野でなにかを達成したわけでも、文章を残したわけでもない幽蘭が現代に蘇ったのは、うわさや人々の伝聞を通してでした。
高橋ユキさんの『つけびの村』(晶文社)は、山陽地方の過疎の村で起こった連続放火殺人事件を追ったルポルタージュです。
長年にわたる裁判の傍聴を通して、さまざまな事件を追ってきた高橋さんですが、この事件ではなんども現場に通い、さまざまな人々の話を聞いて、事件の背景となる村社会の様子を解き明かしています。うわさや伝聞は、事件を生み、事件解明の手がかりとなりますが、同時に真相を隠しもします(...全文は
https://genron-cafe.jp/event/20220403 よりお読みいただけます)