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【収録時のイベント概要】
政戦後まもなく、GHQ統制下の日本で使われた中学・高校用の社会科教科書『民主主義』。
法哲学者の尾高朝雄を中心に、当時の一流の学者陣が執筆陣に加わり、民主主義を支える理念や、多数決による決定のメリット・デメリットなど、社会体制が根本から変わるなかで国民が学ぶべき原理原則について、やさしく、しかしクリアな文体で記されている。
ときには価値判断にも踏み込み、この国の向かうべき方向性を示した「幻の名著」が、今年1月に復刊された(文部省著、西田亮介編『民主主義』、幻冬舎新書
http://amzn.to/1onNJG8 )。
選挙権年齢が18歳に引き下げられ、改憲の国民投票が現実味を帯びるなど、政治のあり方が大きく変わりつつあるいま、わたしたちが民主主義にどう向き合うか、その姿勢があらためて問われている。
『民主主義』が示した理念を、わたしたちは実現してこれたのか。できなかったのだとすれば、どこで道を誤ったのか。いまからすべきことはなにか。
『民主主義』を再編集して世に問うた社会学者・西田亮介と、『ポピュリズムを考える』( NHK出版
http://amzn.to/1TbOmiI )『感情の政治学』( 講談社選書メチエ
http://amzn.to/1TbOizo )の政治学者・吉田徹が、戦後日本の民主主義(教育)の功罪と、未来への展望を語る。
日本で民主主義は機能したか? – ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20160309/