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【稲部屋】軍港xカプールx首都じゃないよ!【GBO2】

(5時間15分)

稲河万児
あっくん
記憶力の乏しいアテクシでも古い思い出がある
家に遊びに来た幼馴染が保育園のカバンにこっそりおもちゃを入れ,
知らずに登園し先生に見つかり、初めて赤の他人に叱られたトラウマ

とある日、近所の公園で滑り台を勢いよく滑った幼馴染が
スネを手すりに強烈に擦り付けた結果救急車を呼ぶほど泣きわめき
8針を縫う大やけどを負って何も出きずに恐怖した思い出

小学校高学年になって家に遊びに行き
エロさで頭1つ抜けていた幼馴染が父ちゃんのエロ本持ってきたといいPB誌を2人で見ていたら
お母さまが入ってきたなり幼馴染が放ったのが
「イナ君が持ってきたやつだよそれ」と完全にぬれぎぬを着せられるも何も言い返せなかったあの日
僕は相当恥ずかしかったが、幼馴染の家が気まずいことにならなくてよかったと思うようにした

今ですら鮮明に思い出される記憶の数々
そう、その幼馴染があっくんである

あっくんは目が大きくまぶたも晴れぼったく、時折邪悪な表情をするので
当時流行っていたDBから影でアックマンと呼ばれていた
本人の耳に入り説明を求められたので伝えるととても落ち込んでいた
やんちゃだが一番一緒に遊んだのが大好きなあっくんだった
親同士も仲が良がよく中学の卒業式、学校が別々になるからと家族総出で帰宅したのを最後にあっくとは遊ばなくなった

成人式を超えたある日
家庭崩壊で引っ越ししていた母親と2人で地元に用事で戻ることに
免許を取っていた自分はさも自慢げに車を走らせ
どうせならあっくんの家に行きたいと母親が言うので寄ることに
母親同士の会話に入ることをよしとしなかった自分だったが
もうここに来ることもないのかなとあっくんはいますかと問うと
あっくんのお母さまは振り返り2階を見上げ少し間があって今いないよと言っていた
自分もそれ以上聞いてはいけないかなと思い何もしゃべらなくなった

もう一緒に遊べないんだね、あっくん
母親と2人で帰途に就いた
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