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【稲部屋】朝焼き鳥【バトオペ2】

(4時間53分)

稲河万児
ワシは新機体引けなかった時代の敗北者じゃけえ

そうあれは深夜のことだった
突発的食欲を満たすべく閉店間際23時のドンキにさんぽがてら向かう。
アテクシの散歩はお気に入りのラジオをスマホにいれ
Bluetoothイヤホンで軽いジョギングを混ぜながら
少しの運動を混ぜつつ摂取カロリーを抑えるのがルーティンである
ただ今は2回目のワクチン接種1週間経過後で、モデルなワクチンは2週間安静とのことで歩いてドン・キホーテに行くことにした

ドン・キホーテの道のりは田んぼ道を突っ切れば約20分
大きな幹線道路を突っ切った先にドンキはあるが大通りの当たりはお店も多く
交差点にはラーメン屋が3件もあるというちょっとしたグルメ通りである
今日もその道を歩き大繁盛しているラーメン屋を眼下に捉えたあたりに3人の人影が見えた
2人は駐車場のアスファルトに直座りし、もう一人は天を見上げて寝そべっていた
その日は雨上がりであったのにもかかわらず
暗がりで年齢まではわからないがおそらく10,20代であろうことは察した
自分も昔は友達3人でよくこんなこともしたなと思いもしたが
このコロナ禍においておそらくお酒も入っているであろうこの若者たちに一言いいたくもなった

およそ10mくらいか若者たちに足を向きかけたところ
3人が会話しているのがうっすら聞こえてきた
「・・剤3回もやっちゃってフラフラだわ俺」
「俺も頭いてえよぉ」
・・・・・
ざい?なんだろう
近寄るにつれてシルエットが駐車場の明かりで眼鏡をしてない自分にもはっきりしてきた
ふむふむ
まぁ若者たちが楽しくやってるのに水を差すこともない
けっしてビビったわけではない
向きかけた足を戻しイナガワの散歩は真の目的地ドンキへ向かったのであった


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