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https://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/live/lv333089477登壇者への質問募集中!
https://forms.gle/wKSTnNYTWpk5Qxcc7社会学者の大澤真幸氏が上梓する一大シリーズ「<世界史>の哲学」は、『古代篇』『中世篇』『東洋篇』『イスラーム篇』『近世篇』と続き、2021年5月に『近代篇1』が、続く6月に『近代篇2』が刊行された。
「〈世界史〉の哲学」は、〈世界史〉のダイナミズムを規定している論理の形式を、社会システムの理論の観点から抽出するプロジェクトである。……「〈世界史〉の哲学」の目標は、このような意味での普遍性を抉出することにある。普遍性と矛盾なく直結しているーーそれどころか歴史的特異性と結びつかずにはありえないーー普遍性。これを抽出することが探究の目標である。
(『近代篇1』まえがきより)
本書で指される「近代」とは、「十九世紀の西洋」=「われわれの時代」が典型的な対象とされている。さらにそこには「ポストモダン」というあいまいな概念も含まれている。近代以降の時代でありながら、近代に内包される矛盾した、自己否定も含む時代である。
イベントでは、この壮大な「近代」という時代について、大澤氏に本書よりもさらに饒舌に語っていただく予定だ。しかし本書同様に、この時代を語るためには、それ以外の時代の事象にも言及せざるを得ないだろう。また、シリーズとはいえ各篇は独立していることもあり、読む順序は読者に委ねられている。本イベントでも、縦横無尽に時代と事象を読み解くことになるだろう。
聞き手には文筆家の山本貴光氏と吉川浩満氏をお招きする。山本氏は5月に大澤氏との対談をおこなっており、吉川氏はゲンロンカフェでのイベント「ポストコロナ時代の民主主義、その可能性」や「社会学という物語について」などで幾度も大澤氏と議論を交わしている。稀代の本読みである二人がこのシリーズをどのように読み解くのかも大注目である!
https://genron-cafe.jp/event/20210901/