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『三省堂国語辞典』の編集委員を務める辞書編纂者の飯間浩明さんは、辞典作りの面白さや日本語の魅力を伝えるスペシャリスト。そんな飯間さんは「文章の書き方」についてのご著書も数多く手がけています。2008年刊行の『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』(2018年、新装版で『伝わるシンプル文章術』と改題)では、自分の考えを読者に確実に伝え、理解してもらうためには「クイズ文」の形式で書くのがよいと、刺激的な見立てを披露します。
「クイズ文」とはなんでしょうか。まずは「問題」を提示、そのすぐ後に書き手自身の「結論」を述べ、さらにその結論の「理由」を続ける文章のこと。「問題に対して答えがあり、その答えの理由が明かされる」というクイズの形式は、論理的に物事を伝えるための優れた方法だといいます。
この度、ゲンロンカフェでは、「クイズ文」の形式による論理的な文章の書き方について、飯間さんにたっぷりとお話をうかがいます。お相手を務めるのは、文筆家の山本貴光さん、ゲンロンの徳久倫康。
博覧強記でお馴染みの山本さんは、ご著書『文体の科学』では古今東西の多様な文章のスタイルを分析し、また大学などでも文章指導を行っています。競技クイズの強豪プレイヤーで、人文系の出版社であるゲンロン取締役の徳久は、クイズと文章の関係をどう考えるのでしょうか。
「伝わる」「読みやすい」文章を書くことは、現代人に求められる必須のスキル。ゲンロンカフェの文章教室にご期待ください!
※ 放送のみ(無観客)のイベントです。
※ 本イベントは配信サイト「シラス」でもご視聴可能です。
「クイズ文で伝わる! 謎解きと論理の文章教室」
https://genron-cafe.jp/event/20210407/