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「日本人は無宗教」とよく言われる。はたして本当だろうか。実は、日本は世界でも類例がないほど「新宗教」がおおきな力を持つ国である。たとえば創価学会は連立与党の一角である公明党の支持母体であり、創価学会系の雑誌や書籍の広告は公共交通機関など至るところで見つけられる。創価学会以外にも、江戸末期からの近代化以降、天理教、大本、霊友会、立正佼成会などと続々と新たな教団が生まれていった。1980年代後半から急速に発展したオウム真理教は、95年に地下鉄サリン事件を起こし、社会全体におおきな衝撃を与えた。
宗教学者の島薗進氏の近著『新宗教を問う』は、自身が長年取り組んできた新宗教研究を、一般向けの概説書としてまとめあげた一冊だ。なぜ近代日本で新宗教は影響力をもったのか。人々は新宗教にどのような救済をもとめたのか。新宗教の展開は近年のスピリチュアリティの諸相とどのように繋がるのか。島薗氏は日本の新宗教の歴史を鳥瞰しながら、日本の近代とはなにかを問いかけ、現代の人々の心のゆく先を思索する。
この度ゲンロンカフェでは、同書の刊行記念として、島薗氏、建築史家の五十嵐太郎氏、司会に近現代史研究者の辻田真佐憲氏をお招きしてのトークイベントを配信する。建築批評の第一人者である五十嵐氏は、著書『新宗教と巨大建築』で天理教やオウム真理教などを扱っている。新宗教の空間観を読み解くことで社会と新宗教との関係に迫り、おおきな話題を呼んだ。西田亮介氏との共著『新プロパガンダ論』が好評販売中の辻田氏は、政治と文化芸術の関係など、時代の精神文化から社会を考察する研究者として知られている。
日本にとっての「新宗教」とはなにか? 充実の議論をご期待ください!
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。