これは、昔々のとある12月のおはなし
インヌくんは、いつも友達の家に遊びに行っても、友達が他のゲームをやったり、中々代わってくれなくて満足にやらせてもらえない「ロックマン」というゲームがとても好きでした。
1~5までは持っているお友達がいたので少しやったことがありました。
インヌくんにはお兄ちゃんがいましたが、いつもお兄ちゃんのやっているゲームを見ていたり、昔から家にあったゲームで遊んでいました。
ロックマンは持っていませんでした。
12月にはサンタさんに手紙を書く家だったインヌくんは書きました
「ロックマン6がほしいです」
12月24日。インヌくんのお父さんは日頃から仕事が忙しく、今日も寝る前には帰ってきませんでした。
『サンタさんに手紙がちゃんと届いたかお父さんに確かめたかったなぁ』
そんなことを考えながら、枕元に靴下を一足置き、興奮で中々寝付けなかったインヌくん。
ウトウトしてきた頃、ふと、部屋に人が入ってくる気配と、枕元に何かを置いた気配がしました。
『も、もしかしてお父さんが帰ってきた!?それともサンタさん!?』
もしサンタさんだったら見てしまったら大変だ、と思いそのまま寝ることにしました。
翌日、目覚めると、枕元の靴下には新品の黄色い箱が!
昨日の気配が誰かは分りませんが、これが初めてプレゼントしてもらった思い出のゲーム
「ロックマン6」です。
今年は僕がサンタさんです
お し ま い
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