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東浩紀は2010年に、「知」を社会にひらく新たな空間を目指してゲンロンを創業しました。それから10年、現在ゲンロンは、思想誌や書籍の刊行、カフェの運営、動画配信プラットフォーム「シラス」の開発など、幅広い事業を展開しています。
しかし、その道のりは苦難の連続でした。12月に中公新書ラクレから発売となる『ゲンロン戦記』は、東が、哲学の実践を目指すなか、中小企業の経営者として遭遇した予期せぬ失敗やトラブルを記した奮闘記です。2018年末には、体調を崩してゲンロンの代表を退いてもいます。
歴史学者の與那覇潤さんもまた、この数年、予期せぬ苦難と向き合いつつ、知性とはなにかを問い続けてきました。與那覇さんは2011年に『中国化する日本』がベストセラーに。気鋭の学者として注目を浴びますが、14年には双極性障害に伴う激しいうつ状態に陥ります。闘病後に発表した『知性は死なない』では、自身の病気と現代社会の困難を重ねあわせながら、知性を守るすべを探りました。精神科医の斎藤環さんとの共著『心を病んだらいけないの?』は、2020年度の小林秀雄賞を受賞しています。
『ゲンロン戦記』の聞き手は、ノンフィクションライターの石戸諭さんが務めました。石戸さんは、新聞社からウェブメディアの記者を経て、現在は独立。近著『ルポ 百田尚樹現象』では、日本の右派陣営の「魅力」を解きほぐし、現実社会の困難に向かいあっています。石戸さんが東と知り合ったのは、2013年に参加したチェルノブイリ・ツアーがきっかけでした。
今回の配信では、石戸さん司会のもと、それぞれ心の病気と経営の困難をくぐり抜けてきた與那覇さんと東が、日本での知性のありかたについて考えます。與那覇さんと東はじつは初対談。絶対にお見逃しなく!