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☆28歳自営 携帯料金を払うまで

(2時間30分)

天照常磐
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『エチ先生と『銀の匙』の子どもたち 奇跡の教室 伝説の灘校国語教師・橋本武の流儀(伊藤氏貴 著)』

上記の本を1回読んでみた。
具体的な授業プリントの内容や、いわゆる「マニュアル」的なことは書いていなかった。

しかし、それ以上にこの本を読んでいてエチ先生こと橋本先生の国語教育に対する並々ならぬ情熱と、その情熱に裏付けされた努力を垣間見ることができた。
しかも、一つ一つの努力を心の底から楽しんでいるという一節を読んで、「なるほど、これなら生徒が付いてくるな」と思わされた。

別の本で"educate"という英単語の語源は、「引き出す」ということにある、ということを読んでいたが、それを教師という「自分自身以外」がどうやって働きかけていくのか、という難問によく答えている。
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私が常々感じていて、この度確信したのは「言葉の力」だ。
言葉というのは、ただの情報という側面もあるが、一方で人の心を動かし、変えていく力も持っている。

良い言葉は人を前に進めるし、邪悪な言葉は人を後退させる。
エチ先生の授業は、生徒を前に前に進めることに加えて、自ら前に進んでいく推進力を与える言葉に満ち溢れていたのだろう。

自分の人生をより充実させたいと思うならば、まず自分の周りの言語環境だけでも、より若々しいエネルギーに満ちたものに交換してみるとよい。
逆に言語環境が空虚であったり、毒々しいものであったりするのならば、いつのまにか自分自身も「毒」を振りまく存在になり下がってしまう。


さて、私自身を振り返ってみてどうか。
確かに私はニコニコという、ネット空間の中でも特に「毒素」の濃い空間にいる。
一方で、病院や本業という「風通し」をよくする環境も持ち合わせている。

これからは、今までよりも少し積極的に自分の周りの「言霊」を入れ替えて、エネルギー切れを起こさないようにしていきたいと思った。
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