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新型コロナ早期終息を願いに縛り地蔵に会いにイク。。 ・ω・

(1時間33分)

あいこん
当時のお地蔵様は戦災によって焼け崩れてしまったため、現在のお地蔵様は昭和34年に再建されたもの。戦後再び建てられたのは、正義のために勇気をもって戦った七十郎さんの想いが今もここに残っているからなのでしょう。 好き勝手わがままにふるまっていた伊達兵部宗勝は、権力を守るため政治を批判する人々を120人も処分したとされています。 伊達藩乗っ取りを計画していた伊達兵部宗勝を、正義のため倒そうとした伊藤七十郎重孝は捕らえられ、33日間絶食し、当時この付近にあった刑場で斬首されました。縛り地蔵は正義のため非業の死を遂げた七十郎の供養のために建てられたとされています。この地蔵様には願いをかける時に縄でぐるぐる巻にすると叶えられると言う言い伝えがあります。人のあらゆる苦しみ悩みを取り除いてくれるとも言われています。七十郎の祖父は戦国時代に伊達政宗に仕え、郡山合戦において政宗の身代わりとなって戦死している名将。七十郎は処刑の際「人が斬られて首が落ちれば体も前に倒れるが、われは天を仰がん。仰がば我に神霊ありと知れ」との言葉を残し打首となります。本人の予告通り七十郎は仰向けに倒れたと言われています。また処刑の際に「3年以内に癘鬼(れいき)となって伊達兵部を亡きものにしてみせる」と言った七十郎の言葉通り、兵部一派は3年後の寛文11年に悪行が暴かれ滅びてしまった。ですがなぜ地蔵様を縛るのか。一説にはそのあまりにも強すぎる意志の力(怨念)を人々が恐れたからではと噂されています。何しろ首を斬られても仰向けに倒れるほどです。正義のためとは言え、強力な思いが怨念や妄執に変わって、祟りをもたらすのを防ぐためなのかもしれません。 この縄は年に一回、7月の縁日の際にほどかれ、和尚さんがお経をあげ地元の人々とともに供養するそうです。
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