【香港】七七九龍半島でのデモ

香港政府は逃亡犯引渡条例の改正案、通称「送中条例」を強行しようとしていた。この改正案の通過で、本来香港を守る一国二制度の最も重要な一環、法律の壁が崩れ、実質に行政長官の一存で、任意の国、特に中国へ香港市民、香港滞在者を移送することが合法的に実現されてしまう。これは、香港の「死」とも言える。

103万人の平和デモ、200万＋1人の平和デモ、制度の不公平の象徴・立法会議事堂への突入、マスコミで確認できただけでも４人が命で訴えた後でも、政府は一向に妥協せず、白色テロはまだ続いている。

そんな中、今日珍しく市民主催のデモ行進は九龍半島のほうで行われる。いつもの5つの要求：条例撤回、暴動定義付けの撤回、活動者の不起訴、警察職権濫用の責任追及、立法会解散と普通選挙の実施のほか、今日のデモは観光客に香港市民の要望を平和、理性的、優雅に伝えるためのものでもあるそうだ。