※放送時間は20時開演に変更となりました。ご了承ください。
いまや海運業なしに世界経済は成り立たない!
莫大な収益を上げながらも、
異常なまでに謎に包まれた海運業の実態に迫ります。
富の集中、貧富の格差、環境汚染…
新シリーズ「グローバル経済の歪(ひずみ)」では、
グローバル資本主義のしわ寄せともいえる現象を描いた、
世界のドキュメンタリーをだいたい月1でお送りしていきます。
第二弾は、
「貨物船と海運ビジネス」 。
私たちが手にする商品の90%が輸入品といわれ、
いまや海運業なしに経済は成り立ちません。
年間、運行する船は6万隻、輸送されるコンテナは5億基。
海運業は貿易産業を掌握し、
年間売上高5000億ドルをも超える一大産業でありながら、
ITや金融業界のように経営者たちの名前が目立つこともなく、
異常なまでに謎に包まれた産業です。
彼らは外国の国旗を掲げる”便宜置籍船”というシステムで、
税金や最低労働賃金など、自国の規制から逃れることができます。
船の国旗を提供する国には、租税回避国のパナマやマーシャル諸島、
海に面してさえいないモンゴルやボリビアも含まれます。
番組では、いかに海運業者が法の網をかいくぐり、
低コストで莫大な収益を上げているか、
そして、その一方で何が犠牲になっているのかを詳らかにします。
安価に雇われた船乗りが年間2000人も死亡し、
破損したり難破した貨物船で毎年15万トンの石油が流出。
1日に200トンの燃料を消費する貨物船には、
1隻で車5000万台分の硫黄を排出するものもあります。
海中騒音ではクジラ類が聴覚障害を起こし、
港近くの住人は深刻な大気汚染による健康被害に苦しんでいます。
見えないために気付きもしなかった、
知られざる海運業の実態に迫ります。
【作品情報】
ドイツほか / 2016年 / カラー / 字幕版 / 52分
原題:FREIGHTENED – The Real Price of Shipping
【予告編】
【グローバル経済の歪】シリーズ
▼第一弾『租税回避:英国が操る巨大ネットワーク』(視聴期間終了)
▼第三弾『フロウ:水資源を独占する水男爵たち』
ニコニコドキュメンタリー公式サイト
過去の特集や記事、公開中の動画へのアクセスはこちらから。
http://nicodocumentary.jp/
《ニコニコドキュメンタリーSNS》
番組や記事の公開情報など、最新情報をお届けします。
Facebookページ:
https://www.facebook.com/nicodocumentary
公式Twitter:
@nicodocs
初めてニコニコ生放送をご利用になる方へ
ニコニコ生放送でコメント投稿頂くには会員登録(無料)が必要になります。
コメント投稿を行いたい方は
「アカウント新規登録」をクリックし、
会員登録の手続きをお願い致します。
<スマホで見る方はニコニコアプリをインストール!>