稀代のスーパー
ツンデレドッターこと歿さん(
co118476)にデザインしてもらったお燐ロボを自分なりに描いてみる
「ハァ・・・ハァ・・・俺はもうダメだ・・・お前だけでも逃げろ・・・!」
「中尉!何を諦めているんですか!貴方は故郷でパン屋をやるって言ってたじゃないですか!!」
「あぁ・・・だがそれも無理なようだ・・・さっきから両足と左腕の感覚がねぇんだ・・・。だからな・・・お前だけでも・・・」
「そんな・・・中尉・・・」
「そうだ曹長・・・お前に・・・これを預ける」
「中尉、これは・・・?」
「俺が考えていたメニューの一つだ・・・俺が生きていた証に持っていてくれ・・・そして、最後の命令だ、この戦場より撤退せよ・・・いい・・・な・・・」
「中尉・・・中尉!バーガー中尉!!!!」
中尉の最期を見届けた後、俺は最後の命令に従った。皮肉な事にこのすぐ後に戦争は終わった。多くの犠牲を出したこの戦いは、自分達の血を言って気も流さなかった者達の言葉で幕を閉じたのであった。その後、俺は軍を辞め中尉の夢だったパン屋になった。初めて出した商品は中尉の残したレシピを再現したものだ。俺はそれにこう名付けた、『バーガー』と。
END