共催:株式会社クレストインターナショナル
1991年に出版された『シューマンズ バー ブック』は、当時の欧米のバー業界に衝撃を与えました。500種類を超えるカクテルのレシピを収録したうえ、それまでのカクテル本とは全く違うスタイリッシュさを持ち、バーやカクテルにまつわる知識の集大成として今では世界のバーテンダーのバイブルとされています。
その著者であるチャールズ・シューマン氏は、ミュンヘンで35年以上不動の人気を誇るトップバーのオーナーであり、76歳を超えた今も現役でカウンターに立ち続けています。
今年4月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開の映画「シューマンズ バー ブック」は、そんなシューマン氏が世界中のトップバーを旅するドキュメンタリー映画です。
新たな感性で作るクラフト的なカクテルで人気を博すバーから伝統と格式を保つホテルのバーまで、訪れるバーはさまざま。欧米では「その街を知るには、まずは人気のバーに行くことだ」ともいわれるそうです。「バーは社会的、文化的な機能を持つ」と語るシューマン氏が、バーにまつわる映画や文学の話も交えながら、それぞれの都市のあり様にまなざしを向けます。
ゲンロンカフェでは映画公開を記念して、世界中にあふれるお酒やバーカルチャーの魅力から都市や文学について語るトークイベント開催します。
ご登壇いただくのは、新聞や雑誌での執筆を軸に、さまざまな異業種とのコラボレーションも行い、バーやお酒にまつわるイベントも開催している詩人の菅原敏氏。『ラーメンと愛国』『フード左翼とフード右翼』などの著書で、食を通した文化や政治意識の見え方を語ったライター・編集者の速水健朗氏。
そして!チャールズ・シューマン氏の来日が決定!特別ゲストとしてお招きする予定です(予定は変更になる場合がございます)。
人と人とが交わり、文化の発信地であるバーの豊かさに触れてみませんか?
バーカルチャーから語る都市と文学– ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20180307/