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心霊スポットにイク。 賽の河原で心静かに心霊現象を待つ夜。

(2時間29分)

あいこん
幼くして死んだ子供たちがいくという賽の河原。あの世の果てではないという発想や、山や川への自然信仰が元となり、日本各地には「実在する場所」として作りだされた賽の河原がある。荒涼たる山の水辺、草木もない川沿いの岩場、風の吹く海岸沿いの洞窟など… 昔の人々はそんな荒地にて亡き子たちを供養していった。 より先に逝った子らは、親不孝の報いとして三途の川のほとりで永遠に石を積まされる。 あの世であってあの世でない場所、厳密に表現するとすればあの世の入り口、そこが賽の河原と呼ばれる場所である。日本などであの世の入り口と言い伝えられている三途の川。その三途の川のほとりに位置する場所が賽の河原だ。 【地蔵和讃(じぞうわさん)という、 御詠歌 (ごえいか)があります】 『日が昇ると、二つ三つと十にも満たずに死んだ幼な子が、冥土の賽の河原で、父恋いし、母恋いし、と泣きながら、重い石を一つずつ運んでは積み上げて、親兄弟のため回向の塔を造ります。夕方になると黒い金棒を持った地獄の鬼がやって来ては、「お前ら何をする。娑婆(しゃば)にいる親の嘆きがかえってお前らを苦しめる種になる。われを恨むなよ」といいながら、せっかく積上げた塔を金棒で突き崩してしまいます。こんな時、お地蔵さんが現れて「娑婆と冥土は遠く離れている。私を冥土の父母だと思って頼りになさい」といって、子どもたちを裳裾の中に入れたり、抱き抱えて撫でさすったりして、憐れんでくださいます。ありがたいことです』といった筋の物語です。こちらの賽の河原では、心霊現象が90%以上の確率で見られるそうですが、面白半分で足を運ぶのは控えたほうがよさそうです。
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