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不動尊にイク。(^o^)/~~

(3時間15分)

あいこん
菅谷不動尊は平安時代末期(約1200年前)に藤原將監景昌が天皇の命により、東夷(あずまえびす:当時、東北地方に住んでいた人々)を征伐して京都に帰る途中、東夷の亡霊を慰めるために紀州高野山の山号を移し、この地に不動明王をお祀りしたことが始まりといわれています。 本殿の裏には清らかな水が絶えず流れる滝堂があり、そこに不動明王像が安置されています。 不動明王像の横から滝の水が流れ落ち、その落ちた水がお堂にたまっていることから、「不動の池」と呼ばれています。その昔、眼病を患った者が「不動の池」の水で目を冷やしたところ、目の病が快癒したことから、眼病に良い水として知られるようになったといわれています。その後も、地元の方はもとより遠方からも眼病快癒のためにこの水を汲みに訪れる方がいたと伝えられています。 こちらには、もう一つ見どころがあります。境内の奥の山道を進んでいくと傾斜面に複数の穴が現れます。この穴は「道安寺横穴古墳群」と呼ばれる古墳群です。江戸時代の正徳元(1711)年、道安寺の第四代目住職・珉山素嶺(みんざんそれい)大和尚が夢のお告げを受けて裏山を掘ってみると、高さ約10cmの黄金のご不動様と古代の土器が発見されたのだとか。そのことがきっかけで、人々にこの古墳群が知られるようになったといわれています。昭和40年から43年にかけてこの古墳群の発掘調査が行われ、その結果、39基の古墳が確認され、土器・直刀・刀子・勾玉なども出土したといわれています。13世紀には、横穴の一部を信仰の場所として利用されていたという調査結果も判明。また裏山ではときどき、キツネ・ウサギ・リスなどの動物たちにもめぐり合えるそうです。
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