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【生放送】小松理虔×吉田雅史「『言葉』は日本の『リアル』を刷新できるか ーーラップ、福島、ツーリズム」 @riken_komatsu @nejel_mongrel

CH有料
(4時間16分)

ゲンロン完全中継チャンネル提供:合同会社ゲンロンカフェ

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日本語ラップがブームだ。
火付け役はテレビの深夜番組「フリースタイルダンジョン」だという。震災以後、日本の言論空間全体が閉塞に向かう一方、プロレス的にリリックを闘わせる番組が注目を集め、あるいはSEALDsに代表されるように、若者の政治運動とラップが結びつく様は、傍目には時代の風を受け、カウンターカルチャーとしてのラップ/ヒップホップが息を吹き返しているようにも見える。

批評再生塾からデビューした新進批評家・ラッパーの吉田雅史氏は、従来のラップが定義してきた「リアル」であることについて、以下のように記している。

リリックの内容と実存に乖離がないか、端的に嘘や欺瞞がなく、本当のことを歌っているのかどうかが、まずは問われる。一方で「本当のこと」しか歌ってはならないのであれば、あらゆる歌はその当事者しか歌えないことになる。しかし、自分が直接体験した訳ではない事象について、その場に居合わせていない出来事について、想像力を駆使して語ることこそが、アーティストとしてのMCの本領なのではないだろうか。

「歌う」を「言う」に置き換えてみれば、どこか昨今、日本の言説を覆ってきた空気にも通じる。他方、ゲンロン発行のメルマガで「浜通り通信」を長期連載中の小松理虔氏は、熊本地震が起きた直後の配信号で、左右に両極化した言説に人々が疲弊し、結果的に徐々に保守化が進む福島の現状に触れ、最後にこのように綴っている。

被災してしまったという事実は変えられない。希望もある、しかし絶望もまた同時にあるという、この引き裂かれた風景から何を感じてもらうかが大事なのではないか。


……

全文は以下のリンクからご覧ください。

「言葉」は日本の「リアル」を刷新できるか | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20160726/


※イベントが続いている場合でも、生放送は24:00で終了します。ご了承ください。
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