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霊場、夜の雄島。。。

(30分)

あいこん
雄島は昔から人々の遺骨を納め後世を訪ねる霊場であり、古来死者の霊魂があい寄る場所。 死者の霊が相集う特別の空間、今生から後生に移行する中間点であり、『奥の高野』と称された地。いたるところに骨塔や板碑、磨崖仏がある。 雄島は諸国から松島瑞巌寺に集まった僧侶や巡礼が修行した場所。 雄島には108の岩窟があったといわれるが、現在残っているのは50ほど。 見佛上人が12年間この島から一歩も出ずに修行し法華経6万部を読誦した徳を讃えられ、鳥羽天皇から本尊や法器、松の苗木千本が下賜された。 千松島と呼ばれ、そしていつしか千松島が松島全体を指し、島々の中で最も由緒ある島であることから御島が、雄島と書かれるようになった。 元禄2年(1689)、松尾芭蕉もこの島を訪れています。
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