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三鷹・星と宇宙の日2015 講演会1 「宇宙に『新世界』を切り拓く アストロバイオロジー」

CH
(1時間24分)

国立天文台チャンネル提供:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
講師:田村 元秀
(東京大学、国立天文台、アストロバイオロジーセンター 教授)

皆さんは「新世界」と聞くと何を思い浮かべますか?
21世紀の天文学でいう新世界は、宇宙に数多に存在する系外惑星の世界です。なかでも生命の存在が可能な「ハビタブル惑星」は最もホットな観測対象です。なぜなら、人類にとって根源的な興味といえる地球外の生命について、初めて太陽系を超えて科学的に議論できる場だからです。
NASAのケプラー宇宙望遠鏡の結果によると、そのようなハビタブル惑星はかなりありふれた存在のようです。アストロバイオロジーの本格的な幕開けが来たと言えるでしょう。
日本のすばる望遠鏡においては近年、第二の木星を直接に撮影することに成功しました。また、ケプラー衛星でできなかった、太陽のような星とは違う環境での第二の地球探しを始める計画が進んでいます。そのような異環境における生命はどんなものなのでしょうか?−興味は尽きません。
また、2023年度に完成するTMT30メートル望遠鏡は、そこに生命の存在を確認することが最重要かつ挑戦的な研究テーマになります。このような世界最先端の観測では物作りと観測の両輪を進めることが大事です。
本講演では、このような系外惑星を軸としたアストロバイオロジーの展開について分かり易く解説します。

配信業務担当:ネコビデオ ビジュアル ソリューション(http://nvs-live.com/)
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